しっかり考えよう!就職活動で本当の勝ち組になるのに必要なこと

就職活動でよく聞かれる言葉として、勝ち組、負け組があります。例え、内定をもらったとしても勝ち組と呼ばれるような会社でなければ満足できない人もいるでしょう。

しかし、世間一般でいわれているような勝ち負けの基準が実は間違っていることもあります。この記事では、就職活動における本当の勝ち組について解説します。

 

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世間でいわれる就活の勝ち組とは?

世間でいわれる就活の勝ち組とは?

 就活で勝ち組といわれる企業の特徴は年収が高いことです。テレビ局、大手銀行、五大商社など平均年収1000万円を超えるような企業は勝ち組として分類されることが多いでしょう。

しかし、これはあくまで表面的な数字であって、その企業に入れば、全員が高給取りになれるとは限りません。大きな会社ほど、さまざまな仕事や部署があるので、場合によっては給料が企業全体の平均年収よりも大幅に低いことも有り得るでしょう。

 仮に給料が高給だったとしても、それに比例した激務なのかもしれません。心が壊れるほどの激務であれば、いくらお金をもらっても割りにあわないでしょう。

 たとえば、テレビ局の仕事は残業が多く、納期が近くなるとほとんど睡眠時間がとれないと聞きます。商社や銀行も、ポジションによっては相当に忙しいです。忙しいだけでなく、高いノルマが設定されていることもあるので、毎日が闘いのような生活かもしれません。

 不動産会社は大手であっても契約を取らなければ、基本給自体は低いところが多いでしょう、インセンティブを獲得したときの額が大きいので、年収レベルで見ると給料がよく見えますが、安定感はあまり期待できません。休日にお客さんの対応をする機会も珍しくありませんし、非常に忙しい仕事です。

 いくら体力がある人でも、精神的な疲れまではカバーしきれません。責任が重大な仕事を続けていると、精神がどんどん削れていくので、ふとした拍子に心が折れてしまうケースもあるでしょう。給料の高さは働くうえで重要な要素ですが、自分の体力や精神力も考慮したうえで仕事選びはすべきです。万が一、体を壊してしまうと、人生が大きく狂ってしまうかもしれません。

 有名企業にさえ入ることができれば勝ち組という考え方をしている人も時々います。

 たしかに、有名企業に入れば家族は喜ぶでしょうし、友人にも自慢できますので気分がよいでしょう。

 しかし、有名企業は必ずしも優良企業とは限りません。有名な企業であっても不祥事を起こしたり、買収されたりする可能性はあります。

 また、会社の名前は有名でも、不当な残業を強いたり、パワハラが横行していたりするようなところも数多くあるのが現実です。逆に、ほとんど名前は売れていなくても、実は給料が高く、仕事環境にも恵まれた優良企業は山ほどあるでしょう。

 良い会社かどうかを会社名だけで判断するのはリスクがある行為だと心得てください。

 勝ち組の会社かどうかを判断する目安として「Core30」や「Large70」が使われることもあります。Core30とLarge70というのは、東京証券取引所が時価総額の高い企業を選定したものです。

 時価総額が高い会社ほど、倒産がしにくい会社と言えますが、だからといって必ず倒産しないとは限りません。Core30とLarge70に入っている会社でも窮地に陥った会社は今までいくつもありました。

Core30やLarge70はあくまで株主から高い評価を得ている企業にすぎないので、就活生にとって良い会社かどうかはわかりません。日経平均株価に使われる企業リスト、日経225なども同様です。

投資家は株価が上がって配当金をもらえれば、それで良いわけですから、その会社が働きやすいかどうかは関係がありません。就活生とは評価の目線が全く違うので注意が必要です。

就活で勝ち組になるための考え方

就活で勝ち組になるための考え方

 就活で本当の意味で勝ち組みになりたいのであれば、自分に合った会社を見つけることです。有名企業かどうかは、一旦頭の隅に追いやるのがよいでしょう。

 誰もが知っている有名企業に入ったものの、すぐに辞めてしまった事例は数多くあります。就活は大手会社から内定をもらえたら勝ちというわけではありません。できるだけ長く、幸せに働ける会社に入社できた人が就活の勝ち組みと言えます。

 自分に合った会社を見つけるためには、自分をよく知る必要があります。自己分析なしに理想の会社と出会うのは不可能でしょう。自己分析の最初のアプローチとしてやりたいのは、いくら高給でも絶対にやりたくないことを書き出していく方法です。

 この作業は数十分で終わらせるのではなく、できれば1日かけて行いたい作業となります。頭のなかが空になるぐらい、粘り強くやってみてください。

 仕事が終わったあとの飲み会が嫌だ、満員電車がきつい、休みの日は出勤したくないなど、何でもかまいません。つまらない仕事はしたくない、他人をだましたくないといった仕事に対するスタンスでもよいでしょう。

 仕事を長年続けるためには、精神的な安定が最も重要です。いくらお金がよくても、自分のやりたくないことを続けていると、いずれ心が悲鳴を上げてしまうでしょう。

 自分がどうしてもやりたくないことをあらかじめ書き出しておけば、企業とのミスマッチを防げるはずです。やりたくないことを明確にできたら、次は自分のなりたいイメージを膨らませていきましょう。

 この作業は、先ほどピックアップしたやりたくないことを踏まえたうえでの作業となります。やりたくないことをたくさん言うと「仕事をやる気がないのか」と思われるかもしれませんが、誰に何を言われても嫌なことは嫌なのです。その基準は人によって違います。

 他人が我慢しているのだから自分も我慢するという考え方は少し危険です。それは自分にとって本当に我慢できる仕事なのかをあらかじめ分析しておかなくてはなりません。

 ここを見誤ってしまうと早期退職へとつながってしまいがちです。また、自分がやりたくないことを明確にすると、逆に自分がやりたいことが浮かび上がってくるケースも多いです。

 自分がやりたいことが見つからない人は、自分のやりたくないことを考えてみてください。やりたいこととやりたくないことはある意味、表裏一体になっていると気がつけるはずです。

 また、就活において、他人と比べないという考え方はとても重要です。

 大企業に入社したい、年収1000万円の会社に入りたいといった願望を持つ人は多いかもしれませんが、その根底にあるものを考えてみましょう。すごい会社に入って周りから羨ましがられたい、尊敬されたい、誰もが少しは考えてしまうことです。

 しかし、そこに捕らわれすぎてしまうと、勝ち組になるための就活からは離れていってしまいます。どんな大企業であっても自分との相性が悪ければ意味はないですし、給料が高い場合にはそれなりの理由があるものです。他人の目は気にせず、自分のスタンスを貫くようにしましょう。

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自分にあった会社を見つけて勝ち組になろう

自分にあった会社を見つけて勝ち組になろう

 就活ではたくさんの合同説明会、会社説明会に出る必要があります。説明会は会社の情報を手に入れる手段として有用ですが、会社が話をしていることすべてを鵜呑みにするのはやめましょう

 この手の説明会では、基本的に自分の会社にとって都合のよい内容しかいわないものです。数多くの就活生を企業は集めたいので、当然と言えば当然でしょう。輝かしいビジョンを掲げ、実際よりも遥かにすばらしい会社としてアピールしてくる場合がほとんどです。

 説明会の内容は話し半分に聞き、エントリーするかどうかは冷静な視点で判断するようにしましょう。あまり就活生が集まっていないブースでも悪い企業とは限りません。

 アピールがあまり上手くないだけで実は優良企業というパターンも有り得ます。隠れ優良企業を見つけ出し、できるだけたくさんエントリーすることが勝ち組になるための秘訣です。

 説明会の内容よりも、直に質問をしにいった際の企業の対応を見たほうが、会社の良し悪しがわかるかもしれません。

一人ひとりに丁寧な対応をする企業であれば、好感が持てます。業種によって接し方のノウハウがありますので、対応が素晴らしければ必ずしも良い会社とは限りませんが、一種の目安にはなるでしょう。

また、その企業が本当に良いかどうかはインターンをして確認してみましょう!

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また、留学生向けの選考会兼説明会であるキャリアフォーラムも活用しましょう!

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高圧的な態度を取る担当者がいる会社は、入社後にそのような人達と仕事をする可能性があるため、できれば避けたいところです。

実際に働いている人に会いにいくのもよいアプローチです。会いにいく社員はできれば、新卒よりも3年目ぐらいの社員が望ましいでしょう。入社からの暦が浅過ぎる人だと、会社の実態が掴みにくい場合があります。

入社3年目ぐらいになれば、仕事にも慣れてきていますし、部下ができている人もいるでしょう。上司と部下の板ばさみで苦労し始めるのもこの時期ですし、いろいろためになる話が聞けそうです。女性の就活生は、結婚が近い女性や育児休暇の経験がある人と会うのがよいでしょう。

自分が結婚し、出産したときに真っ当に働けるかどうかのシミュレーションをしておきたいところです。

就職は自分の夢を実現するためのアクションと考えるのもひとつの方法です。給料の高さや会社の規模で判断するのではなく、その会社に入ることで将来の夢に近づけるかどうかを考えてみてください。

実は会社のエントリーシートは将来の夢を起点にすると書きやすくなります。たとえば、学生時代がんばったことは、将来の夢のために今までどのような努力をしてきたのかを書けばよいです。長所や短所は現在の自分が将来の夢に対してどのような状況なのかを分析すればよいでしょう。志望動機は将来の夢のために、その会社でなにをしたいのかを説明できればベストです。

自分の将来の夢とベクトルが合っている会社に入れた人は間違いなく勝ち組と言えるでしょう。会社名にとらわれるのではなく将来の夢、という観点で会社探しをしてみてください。

就職の勝ち組は会社の規模や給料では決まらない

大企業から内定をもらえれば勝ち組という考え方は正しいとは言えません。自分の適性と合っているか、将来の夢につながっているかどうかのほうが会社の規模よりも重要です。

自分がやりたいこと、やりたくないことを分析し、自分に合った会社を探すようにしましょう。他人の目を気にするのではなく、自分にとって最高と思える会社を見つけだしてください。

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