就活生の中には、去年留年をしてしまって一年遅れの就活をしている人や、あえて一年遅らせてから就活をしているという人がいることでしょう。
しかし果たして留年してしまった場合、就活が不利になってしまうということはあるのでしょうか?
そこで今回は留年してしまった後に就活をした場合、企業にどのような見られ方をしていくのか、就活が不利に働くのかについて解説していきます。
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目次
就職留年について
そもそも就職留年とは、いったいどういった意味の言葉なのでしょうか?
まずは就職留年について詳しい意味を調べていきましょう。
就職留年とは
就職留年とは、将来的に就職した企業から内定を得るためにあえて留年を選択することを意味します。
一般的には大学4年間を過ごしたら、卒業とともに企業に就職していくのが一般的です。
しかし中には卒業と同時に就職を選択するのではなく、あえて留年を選択して就職するのを1年遅らせるという人がいます。
もちろん大学在学中に留年をするということなので、留年をしたとしても「大学生」という肩書は残ったままなので、留年して就職をしたとしても「新卒採用」となるのです。
こういった利点を活かすために就職留年を選ぶ人がいますが、今まで大学をそのまま卒業してきた親世代からしたら、さぞかし驚かれることでしょう。
しかし時代の変化と共に、就職留年をあえて選ぶという学生も多くなってきているのです。
就職留年をマイナスと感じている人は多い
就職留年をある理由で選択した人たちの中には、前向きにとらえている人が多いのが特徴ですが、どうしてもまだマイナスに感じている人が多いのが現状です。
なぜならほとんどの人は、就職をすることが安定だと考え、就職留年を選択するということは内定確保できる機会をあえて自分から捨てにいっていると思われるからです。
しかし近年の就職市場は、昔に比べると大きな変化をもたらしています。
企業側は採用したい人を見つけたとしても採用に困難を極めていますが、常に優秀な社員を求める傾向があるのです。
逆に就活生となる大学生たちは、企業側から選ばれる存在となっていきます。
その時にどれだけ注目されるかは、過去にどれだけの経験を積んできたか、どのような実績があるかが大切となってくるのです。
以上の点を踏まえても、必ずしも就職留年はマイナスに働くわけではなく、留年を逆に強みに捉えていく人のほうが内定を勝ち取っていくことができます。
なのでまずは、マイナスイメージを捨てていき、就職留年における強みや弱みを理解して行動していきましょう。
就活生に聞いた就職ではなく留年を選んだ理由
就活生によって様々ですが、留年をしてしまった理由は異なります。
人それぞれで就職に対して想いが違う中で、あえてなぜ留年を選んでしまったのでしょうか?
そこでここでは、今まで留年してきた人の意見を参考にしながら、就職ではなく留年を選んでしまった理由をご紹介していきます。
就活において留年を選ぶ理由➀サークルに熱が入ってしまった
就活生の中には自分に合った仕事を探していく一方で、所属しているサークルに力を入れている人もいます。
大学生活最後ということもあって、思い出を作ろうと励んだり企業にアピールできる経験を積もうとサークルに熱が入ってしまうのです。
就活生でもありながら大学生でもあるので、遊びたいという気持ちが抑えきれないことは致し方ありません。
しかしながら、サークルに熱を入れすぎた人のほとんどは、後々に後悔をしている傾向にあります。
もしサークルに力を入れて企業にアピールしていきたいと考えているならば、自分が行きたい業種が今までの経験を重宝してくれる企業であるか、などをしっかりと調べておく必要があるでしょう。
就活において留年を選ぶ理由②必要な単位を取得できなかった
もし就活をしていって内定をもらったとしても、大学卒業に必要な単位を取得しておかなくては卒業することができず、内定も取り消しとなってしまいます。
単位が足りているかどうかは、就活をしていく前に分かるので、「単位が取れないなら留年して来年頑張ろう」という考えになってしまう人がいるのです。
単位取得をしていくには、大学一年から真面目に授業を受けていれば、落とすことはほとんどありません。
しかし、どうしても大学は出席が自由であったり、必ず出席しなければいけないという強い縛りがありません。
その結果、単位取得ができず留年を選択してしまう結果となってしまうのです。
就活において留年を選ぶ理由③長期インターンで忙しかった
就活を本気で成功させたいと考えている人の中には、大学生の時から就活に対しての意識が高く、インターンを受ける傾向にあります。
インターンと言うと、
- 短期インターンシップ
- 中期インターンシップ
- 長期インターンシップ
などの3パターンの種類があり、自分で選択をしたり企業からオファーを受けることがあるのです。
しかし長期インターンの場合ですと、毎日のように企業の業務内容を任されることが多く、なかなか卒論や卒研に向けての準備ができないという人が多数出てきてしまう傾向にあります。
何事もバランスが大事ですが、長期インターンのせいで卒業できないということは避けなくてはいけません。
あまりにも忙しい場合は、就活のためにも企業側に相談をしていく必要があるでしょう。
就活において留年を選ぶ理由④旅行などプライベートを満喫した
大学生の醍醐味と言えば、長期の夏休みや冬休みに遊びに行くことと言えるでしょう。
多くの大学生は友達との想い出を残そうと考えて、旅行やショッピングなどに行きプライベートを満喫する傾向にあります。
しかし就活時期になっても、ほとんど就活の準備をすることなく、今までと変わらずプライベートを満喫してしまうという人も出てきてしまうのです。
プライベートを満喫しすぎた学生に多いのが、「もっと事前に準備をしておけばよかった。」という意見が大多数です。
将来的にもプライベートを満喫していきたいと考えるなら、就活の時はしっかりと準備をしていき後悔しないような取り組みをしていくことが大事といえるでしょう。
就活において留年を選ぶ理由⑤第1志望から内定をもらえなかった
就活ではなく留年を選択した人の中には、第1志望に受からなかったがために、あえて留年を選択したという人もいます。
1年留年をしてしまえば、確かに再度企業に応募することが可能です。
しかし一度応募したという履歴はどうしても残ってしまうので、他の新卒で就活をしている人からしたら就職は難しいと考えておくべきでしょう。
一度内定が出なかったということは、どこかしらに内定に至らなかった理由があるはずです。
再度応募するのは問題ないですが、何がダメだったかという理由を明確にしておく必要があります。
就活において留年を選ぶ理由⑥就職活動に取り組む時期が遅かった
企業によって募集をかけるのはバラバラですが、近年においては早めに募集をかける企業が増えてきている傾向にあります。
なぜなら、現代は企業側が優秀な社員を採用しようと必死になっており、早めに応募をかけないと他の企業に優秀な社員を捕られてしまう恐れがあるからです。
そんな中、応募をかけていることに気づかずにそのままでいると、他の就活生から見て出遅れてしまうという結果になってしまいます。
その結果、募集はほとんど締めきってしまっており、入りたい企業が無くなってしまい留年を選択するようになってしまうのです。
常に人事担当をしている人はどれぐらいのスピードで応募をかけているか、など業界の動きを見ていくことができますが、就活生はほとんど見ていません。
常に仕事に対して行動している人は気づき始め、行動していない人が出遅れてしまうという結果になってしまうのです。
就活において留年を選ぶ理由⑦バイトに夢中だった
大学生の中にはバイトに専念をして、将来のための貯金であったりプライベートに使用するためのお金を稼ぐ人が多くいらっしゃいます。
しかしバイトを多く掛け持ちすることによって、いざ就活となっても専念することができず、結果留年を選択してしまう人が出てくるのです。
バイトで社会人になる前の職務経験を積むことはできるでしょう。
しかしバイトばかりをしていてせっかくの就活できるチャンスをみすみす逃してしまうことは、大変もったいないことと言えるでしょう。
就活において留年を選ぶ理由⑧精神的な疲れ
就活をしていくと、どうしても周りからのプレッシャーや内定がもらえないという重圧から精神的な疲れを発症してしまいます。
就活において大切なのは、就活をしている人に対しての周りからのサポートが大切ですが、親や友達からの励ましの言葉などは、時に相手を精神的に追い込んでしまうことがあるのです。
そんな精神的な疲れが溜まってくると、就活を諦めてしまい留年を選択するという人が出てきます。
ただ追い込まれて留年を選択してしまうことは悪いことではなく、一度休養をとって再度チャレンジしていくのも1つの手段と言えるでしょう。
何事も近道ばかりを選択するのではなく、正しい道を遠回りしてでも内定というゴールにたどり着くことが大切なのです。
就活において留年を選ぶ理由⑨海外留学を経験していた
海外の留学を経験してきている人の中には、学校を休学していたりしてあえて留年を選択している人もいます。
海外留学は企業に就職する際に大きなメリットとなる事が多く、いざ就活をしようと動き出したとしても企業からの注目度は高いものになるでしょう。
留年することは悪いことと考えがちですが、海外留学に行ったことによる留年はまったくのデメリットにもなりません。
むしろ他の人が経験していないことをしようと動き出しているという証明でもあるので、就活でも大いに役立つ経験と言えます。
海外留学をしていた場合の就活方法については以下の記事をご覧ください。
【留学生必読】就活が遅れることが不安な学生が知るべきこと徹底まとめ
留学と就活は両立可能?〜無理のない就活計画を立てる方法とは?〜
就活において留年を選ぶ理由⑩大学を休学していた
何か事故にあってしまったり、家庭の事情などで大学を休学していた人が留年を決意するという人もいます。
本来であれば、大学をそのまま留年することなく卒業していくという人がほとんどですが、休学をしてしまう理由は人それぞれです。
大学の休学は特に悪いことではありませんが、就活に影響してしまうのではないか、と心配になってしまう人が多くいらっしゃいます。
確かに休学理由を面接の時に話さなくてはいけないこともありますが、大きなマイナスポイントにはならないと言えるでしょう。
休学をしていた場合の就活方法については以下の記事をご覧ください。
休学は就活にどう影響を与える?新たな道を探すメリット・デメリット
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就活で留年を選ぶメリット
就活においてマイナスイメージが強い留年ですが、実はメリットもあるのです。
では実際に就活の際に留年を選択したとした場合、どのようなメリットが想定できるのでしょうか?
まずは、就活において留年を選択した場合の大きなメリットを順番に見ていきましょう
就活で留年を選ぶメリット①就職に向けて十分な準備ができる
企業から内定が取れないことの大きな原因が、就職に向けての準備不足です。
どれだけ企業のことを勉強し、面接の時に適切な対応をしていくかで大きく変化していきます。
しかしほとんどの人は就活を始めた際に、毎日の準備に追われ満足のいく結果を残せないことがほとんどとなるのです。
そんな時に留年を選択しておけば、十分な準備ができ対策を練っていくことができます。
自分にとって安心できる準備をしておくだけでも、内定率が高くなること間違いありません。
就活で留年を選ぶメリット②多くの企業を見ることができる
現代の日本において企業の数は、星の数ほどあるといっても過言ではありません。
そんな中で自分に合った企業を見つけたり、やりたい仕事を探していくにはそれなりの時間を要してしまうものです。
その中で多くの企業を見ていくことで、自分に合った企業を見つけていくことができると言えるでしょう。
なので、いきなり就活をして新卒で就職していくのではなく、あえて留年を選択することで就職に向けて十分な準備をしていくことができます。
さらには気持ちの切り替えや今までに見ていなかった業種の見識も広がっていくので、留年は幅広く業界を見ていきたいという学生にとっては、より良い方法と言えるのです。
就活で留年を選ぶメリット③先に入社した友達から情報がもらえる
就活をしていく中で、仲のいい友達が先に志望する企業に入社するということもあります。
そんな時は、どのような選考会だったか、面接でどのような質問をされたかなどの情報を得ることが可能です。
もし関係のない企業に友達が入社していたとしても、話を聞くだけでもたくさんの情報を得られます。
就活を成功させるには、どれだけ情報をつかんでいるかが大きなカギです。
まずは友達から情報をもらっていき、留年という特権を有効的に活用していくと良いでしょう。
就活で留年を選ぶメリット④面接に慣れる
就活生にとって最も苦手という意見が多いのが、企業で行われる面接です。
面接とは就活生にとって慣れたものではなく、企業ごとによって質問内容も異なるので、なかなか対策が立てづらいというというのが現実です。
しかしながら、一度就活を経験して留年を選択した人にとっては、面接を何度も経験しているので最初ほど緊張することはありません。
経験を積めば積むほど、緊張しがちの面接でも問題なく話すことができるので、留年した人は他の人に比べて有利に立てるのです。
就活で留年を選ぶメリット⑤エントリーに間に合わなかった企業に応募できる
就活を進めていく人の中には、動き出すのが遅くなってしまい、自分が行きたい企業にエントリーすることができなかったという人もいるのではないでしょうか?
しかし留年を選択した場合、さらに来年に持ち越しされるということになるので、安心して来年エントリーすることが可能です。
さらに一度エントリーしてしまうと、企業側に履歴が残ってしまい次回エントリーした時は不利になってしまうこともあります。
なので今回の場合ですと、エントリーに間に合わなかったというのは失敗ではなく、むしろ成功だと言えるでしょう。
就活で留年を選ぶメリット⑥自分に合った業界を見直せる
就活をしていくと、だんだん自分に合った業界が分からなくなってしまうことがあります。
しかし留年をして一年も期間が空くことによって、再度自分を見つめなおすことができて、本当にあった業界について考えるようになるのです。
今まで就活に励んでいなかった人は、どうしても一個に絞り切ることは難しい傾向にあります。
自分に合う業界を探していくには、十分な期間を用意してしっかりと将来像を明確にしていくことが大切です。
業界を見直すための準備期間だと思ってしまえば、留年も大切な期間であると考えることができるでしょう。
就活で留年を選ぶメリット⑦サークルや勉強に打ち込める
社会人になってしまうと二度と経験することがないサークルでの経験は、大学生活でしか得ることができません。
サークルに力を入れることは悪いことではなく、サークル内容が企業に取って有意義なものであれば十分なアピールポイントとなります。
なので留年した時にさらにサークル活動に励むのも良いでしょう。
さらには勉学にも力を注ぐことができるので、自分の知見を増やしつつ企業に就職した際の勉強不足を解消することに繋がります。
また勉学に励んでいき、就活ではなく院生になっていくという方向性も1つの手段と言えるでしょう。
就活で留年を選ぶメリット⑧選択肢の幅が広がる
留年を選択することで、他の選択肢を考えるようになってくる人がいます。
例えば、就活をしていくのではなく大学院生を目指す人も出てくれば、留年期間に今までに経験したことがない海外留学に行こうと考える人がいるのです。
必ず就職するということが正解ではなく、留年を選んだことにより更なる選択肢を見つめなおすことができます。
もし将来的な理想像が見えてこないという人は、あえて選択肢を探すという手段を選ぶのもいいでしょう。
就活で留年を選ぶデメリット
先ほどは就活における留年のメリットをお話していきました。
しかし留年を選択することによって、デメリットが発生してしまうのも現実です。
では就活で留年を選んだ際のデメリットとは、いったい何になるのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
就活で留年を選ぶデメリット①学費の負担がさらに増える
留年とはいわば、大学生活をまる1年伸ばすという結果になります。
ただ1年大学生活が伸びてしまうと、その分余計に1年分の学費がかかってしまうのです。
学費の負担は学校によって異なりますが、国立や公立、私立によっては金額が大きく異なります。
なのでもし留年を選択した際には、どれだけの学費の負担が増えるのかを明確にしていく必要があると言えるでしょう。
就活のことを考えていくのも大事ですが、将来的に働く時に役立つお金の管理についても学んでおくことをおすすめします。
就活で留年を選ぶデメリット②不安が募る
就活をしていく中で留年を選択したことによって、将来的に不安を抱えてしまう大学生が多くいらっしゃいます。
不安に感じる要因は、「今留年をして来年本当に内定がもらえるのかどうか?」という不安を抱えている人がほとんどです。
不安を払拭するには次の就活に向けて準備をしていくことが有効的ですが、中には周りからのプレッシャーもあり、精神的に追い込まれてしまう人も出てきてしまうのです。
もし周りに影響されて更なる不安を抱えてしまうのであれば、改めて将来に対しての理想像を見つめなおすと良いでしょう。
そうすることで、次のステップへと踏み出すきっかけとなります。
就活で留年を選ぶデメリット③企業から好印象は持たれにくい
企業はエントリーシートや履歴書を見ていく際に、どうしても留年をしたことに対して質問をしてきます。
企業によって異なりますが、中には留年をしているというだけで書類選考を落としてしまう企業もいて、就活で不利な状況を作ってしまいがちです。
ただ中にはしっかりと留年をした理由を聞いてきてくれて、話を聞いてくれる企業もいます。
面接の時にも必ず留年をした理由を聞いてくるので、はっきりとした嘘のない答えを用意して置くと良いでしょう。
就活で留年を選ぶデメリット④面接で細かく質問される
先ほど「面接では留年をする理由を必ず聞いてくる。」という内容についてお話しましたが、留年した人にはさらに細かい質問が飛び交う場合があります。
例えば
- どうして留年を選んだの?
- 留年して得られた結果は何だったの?
- 去年就活はして、その時はどんな企業の選考会に参加したの?
- 留年期間中に学んだことを具体的に教えてほしい
など、細かい部分まで聞いてくる傾向にあるのです。
ただこればかりは致し方ありません。
なぜなら企業側も留年経験のある就活生に対して、本当に社会人としてしっかりと働いてくれるかの判断をしていかなくてはいけないからです。
曖昧な答えを返答したり、留年した意味がないような活動をしていたら、ほとんどの場合企業から内定を勝ち取るのは難しいでしょう。
しっかりと質問内容に対して嘘偽りなく回答しつつ、はっきりとした返事をしていくことが大切なのです。
就活で留年を選ぶデメリット⑤3月以降の就活がハード
就活を断念して留年を決意した際に、来年だからまだ就活の準備をしなくても大丈夫、というわけにはいきません。
留年を決意したからには、十分な準備期間がある分、今までできなかった企業の研究や将来的な未来像を模索しながら早めの準備をしていく必要があるのです。
なので他の就活生より早くに就活の準備をしていく必要があります。
さらには3月以降ともなると、他の就活生にとっても大事な期間となってくるので、さらに厳しいものとなることでしょう。
留年している人は、どれだけ準備をしているかでこのハードな就活を乗り越えられるかがかかってきます。
しっかりとした準備をしていき、3月になっても追い込まれていない状態を作っておくことが大切です。
就活で留年を選ぶデメリット⑥嘘がつけなくなる
留年した人が就活をしていくにあたって最も大切なのは、企業に対して嘘をつかないということです。
初めて就活をしていく人で多いのですが、少しでもアピールしようと過度な嘘をついたりして、企業側に興味を持ってもらうように立ち回ります。
嘘をついて内定を勝ち取ってしまえば問題はありませんが、留年した人が嘘をついて発言していくことに何のメリットもありません。
企業側にとって、留年した人は最初から疑いを持っていることが多く、ほとんどの場合嘘がばれてしまうものです。
しかし簡単に言うと、嘘をつかずにありのままを伝えればいい、というだけの話でもあります。
また将来的に働くかもしれない企業でもあるので、嘘をついても将来的にばれてしまう可能性もあるのです。
嘘をつかずに正直に話せば、企業側にも想いが伝わりやすく、本当の自分を見せていくことに繋がっていくこと間違いありません。
就活で留年を選ぶデメリット⑦アピールポイントが変わる
履歴書には自分の自己PRであったり、持っている資格や今までに経験してきた体験などを書いていくので、就活生の中には絶好のアピールポイントと言えるでしょう。
しかし留年を選択した就活生においては、アピールポイントが他の人と変化してしまいがちです。
例えば留年した経緯を話すとなった時に、留年していた間に体験してきた経験であったり学んだことを話すとしましょう。
その時には、本来話したいことを話すのではなく、企業留年したことによって得られた結果をアピールポイントとして話していく必要があるのです。
人によってアピールポイントは異なりますが、留年した人はどうしても留年した経緯からのアピールポイントを考えなくてはいけません。
しかし相手から留年に関する質問をされることが想定できるので、事前に用意しておいたアピールポイントをそのまま話せれるというメリットもあるのです。
就活で留年を選ぶデメリット⑧他の友達や同級生に置いていかれる
就活で留年を選択した場合、他の友達や同級生は先に企業で働くことになるので、1個上の先輩という扱いになります。
最初のころは時間の融通が利きやすい大学生だったにもかかわらず、社会人になった瞬間にお互いの時間が合うことが少なくなってしまいがちです。
そんな時に、仕事を頑張っている友達や同級生は仕事に励むことができますが、留年をした人は置いてけぼりにされているという孤独感を感じてしまいます。
留年を決意するということは、他の友達や同級生とも一種の差が開いてしまいがちです。
気にしないのが再度の就活を成功させる最も大事なことなのですが、ほとんどの場合落ち込んだり悩んだりしてしまうことでしょう。
少しでも置いてけぼりを感じないためにも、来年の就活では追い付いて見せるという意気込みを持っていれば、問題なく就活を終わらすことができるでしょう。
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就活における留年は不利に働く?
ここまでは就活において、留年を選択した場合のメリット・デメリットについて解説してきました。
しかし実際のところ、留年は就活において不利に働いてしまうのでしょうか?
ここでは実際に人事を担当した経験のある管理者の意見を交えながら、留年に関しての情報をお伝えしていきます。
就職留年は不利にはならない
結論から申し上げますと、就職留年はまったくもって不利に働くことはありません。
なぜなら実際に留年を選択した人の中には、無事に内定をもらうことに成功している人もいれば、留年をしたおかげで様々な経験を積むことができた、という人が多いからです。
企業側は何も学歴ばかりを見ているわけではなく、これまでの経験や実績を見ていく傾向にあります。
例えば、
- サークルではどのような経験を積んできたのか
- 海外に留学しに行った人は、何を感じ何を学んできたのか
- バイトなどの職務経験で得られたものはなんだったのか
- インターンではどのような企業に参加し、何を吸収してきたのか
- 1年留年した後に自社を選んだ理由はなぜなのか
など、あげだしたらキリがないほど、企業側は学生に対していろいろ聞いていきたいと感じています。
その時にどれだけ経験を積んでいるかで、質問に即答でき相手に満足のいく返答ができることでしょう。
不確かな返答より、明確な返答をしたほうが企業側も信頼してくれるので、1年留年した分経験を積んだ就活生のほうが有利に働くこともあるのです。
就活における留年は珍しくない
就活において留年をすることに抵抗がある人のなかには、留年する人は珍しいのではないか、という考えを持っている人が多い傾向にあります。
しかしそれらは大きな勘違いで、今となっては留年はまったくもって珍しくありません。
親世代の人達からしたら、現代の就活における考え方は考えられないことばかりでしょうが、あえて留年を選択して就活に向けて準備をする学生は多くなってきているのです。
また低学歴の人が留年をするイメージが強いでしょうが、東大や京大、慶応義塾大学など高学歴の人もあえて留年を選んだという人がいるのが現状になります。
ただ高学歴の人達はただ留年したのではなく、将来的に役立つサークル活動に力を入れたり、インターンに力を入れて留年を選択した人が多いので注意しましょう。
あくまで留年を自分から選択した人の中で多いのは、将来的なビジョンを考えて選択している人が多いのです。
無理に就職を意識する必要はない
おそらく就職留年を考えている人の中には、親から注意されたり友達から言われたりして、「本当に留年していいのか?」と考えている人ばかりでしょう。
しかし無理に就職を意識していく必要はありません。
企業側が求めているのは、あくまで一緒に企業の理念に共感してくれて一緒に働いていこうとしてくれる人です。
留年をしているからと言っても、その理念に共感し一緒に働いてくれる人を求めています。
なのでもしまだ就職という道に対して疑問が残っているようなら、まずは院生になっていく道を見つけたり、時間をかけてでも新しい選択肢を探していくほうが賢明です。
もし心の中にわだかまりが残った状態で企業に入ったとしても、ずっと同じ企業で働き続けるのは難しくなってくる可能性が高くなってしまうでしょう。
人事の考え方次第で留年は影響されない
留年した後に就職をしていくのは不利と考えている人の中には、留年してしまったら人事の人に対して印象を悪くしてしまうという考えを持った人がいます。
しかし人事も同じ人間で、どの企業も同じ考えを持っているということはほとんどありません。
もちろん企業の人事部の人の中には、留年をした人に対して嫌悪感を抱く人もいることでしょう。
しかし今は多様性が求められる時代です。留年をしたからと言って面接をする前に落とすようでは、企業側の未来性も薄い可能性が出てきてしまいます。
逆に多様性を求めて、これからどんどん成長していこうと考えている企業においては、留年した理由を聞いていき優秀な人材を確保しようと努力しているのです。
なので必ずしも留年をしているからと言っても、人事の人に対して悪いイメージを持たれるということはないと言えます。
もし留年に対して受け入れてくれる企業がどこになるのか気になる人は、企業の口コミや先輩などの話を聞いていき対策を練ってみてはいかがでしょうか?
書類審査がとても重要
留年をした人にとって一番難しいと感じるのが、書類審査でしょう。企業に最初に渡す履歴書やエントリーシートなどの書類は、人事が初めて就活生を知ることになる大切な書類です。
書類の中身を見て最初の一次審査が受かるか落ちるかも変わってくることでしょう。
しかしながら就職留年した人は、できるかぎり嘘偽りなく本当のことを明記していくことが重要となります。
なぜなら嘘をついたとしても面接の時にばれてしまう可能性が高く、後になって後悔しか生まないからです。
なのでこれから書類関係を書いていこうと考えている人は、留年をした理由を書いていくとともに、どれだけの経験を積んできたのかを明記していきましょう。
しっかりとした理由を書いて書類審査が通ってしまえば、企業から内定をもらえるチャンスがあるという証明になるのです。
留年を選択する場合は準備が重要
これから留年を選択していこうと考えた人は、事前の準備をしっかりしていく必要があります。
もし就職留年は不利と考えている人がいるならば、思考を変えていきましょう。
留年をするということは、他の就活生より早く就活に向けての準備を進めていくことができるということになります。
就活において最も重要なのは、早めの準備と事前のリサーチです。
どちらとも疎かになってしまっては、せっかく早く就活に向けての準備ができる環境が整っているにも関わらず、他の就活生と大差変わらない結果となってしまいます。
なのでもしこれから留年を選択していこうと考えている人がいるならば、逆の思考をもって留年を強みにしていきましょう。
就活において留年を選んだ場合の対策
ではこれから留年した人が就活を進めていこうとなった時には、どんな対策を立てていけばいいのでしょうか?
対策の仕方で、企業側との面談で優位にたてることもあるので、しっかりと理解して取り組むことが大切です。
ここではそれぞれ留年した人が実行すべき、就活に向けての対策について詳しく解説していきます。
就活において留年を選んだ場合の対策①留年を選ぶ理由を明確に
留年を選択した人は、人それぞれで理由が異なります。
まずは留年をした理由を明確にしていき、企業に対してどのように説明していくかが重要です。
例えばですが、留年した人の中で単位が取れなくて留年を選択した人がいたとしましょう。
あくまで本音を伝えていくことは大切ですが、ありのままを伝えてしまうと企業に対して不評となってしまいます。
なので単位が取れなかった理由として、「サークルやインターンに専念した」「海外などにて知見を増やしていった」などの相手にいい印象を残しやすい言葉を添えて、単位取得ができなかったことを伝えましょう。
しっかりとした理由を相手に伝えていくことで、留年したことをマイナスからプラスに変えていくことができるのです。
就活において留年を選んだ場合の対策②志望企業群を変える
残念なことに企業によっては、留年した人を受け入れない企業というものが存在します。
こればかりは会社の風習であったり理念にそぐわないという部分もあるので、致し方ありません。
しかしだからと言って諦める必要はなく、就職志望の企業群を変えていくことで解決していくことができます。
どうしても行きたい企業なのでしたら、どれだけ不利な状況だろうと企業に応募するのは問題ありません。
しかし中には「数をうてばいつか当たる」という考え方を持ったまま、就職活動をし続ける人もいるのです。
それでは時間の無駄になってしまうことが多く、労力だけが損なわれる可能性が高くなってしまいます。
なのでどうしても行きたい企業がない場合は、志望企業群を変えて内定をもらえる可能性を高めていくことをおすすめします。
就活において留年を選んだ場合の対策③卒業スケジュールをたてる
留年を一度経験した人の中には、卒業までのスケジュールをしっかりと立てていなかったことで、授業の単位が足りなくて卒業できなかったという人もいます。
なので再度そうならないためにも、まずは卒業までのスケジュールを組んでいくことが大切です。
スケジュールと言っても、就活に向けてのスケジュールを組むのはもちろんのこと、どうやったら留年をせずに卒業できるかの予定を立てていくことも重要となります。
せっかく就活に力を入れれる環境が整っていたとしても、卒業のことを考えていなくては意味がありません。
なのでまずは卒業するには何が必要で、どのような振り分けをしていく必要があるかを明確にしていきましょう。
ただあくまでスケジュールなので、多少のずれは仕方ありません。ただ社会に出たら管理は重要なので、しっかりと就活の時に学んでいきましょう。
就活において留年を選んだ場合の対策④就活の準備を早めにする
就活を諦めて留年を選択した人の中には、「1年余裕があるからまだ大丈夫」と余裕を出してしまう人がいます。
しかし、油断は禁物です。
どうしても時間に余裕が出てきてしまうと、就活に向けて動き出そうとなった時には、体が思ったように動き出さないことがあります。
なので、もし留年を決意したとしても早めの準備をしておき、就活に向けて行動していこうという熱を持ったまま活動していくとよいでしょう。
早めに活動すればするほど、企業の内定事情などを知ることができ、常に変わりゆく採用市場を知ることへと繋がっていきます。
留年した人はどれだけ事前準備を早めにやっていくかで、大きな差を生み出していくのです。
就活において留年を選んだ場合の対策⑤無理のない行動を取る
留年を選択した人の中には、来年こそは就職しないといけない、という考えを持ってしまい無理をして就職活動を進めていくことがあります。
しかし就職活動において一番良くないのは、無理をして体調を崩してしまい、せっかくの重要な面接の時に行けなくなってしまうことです。
就職活動は常に体力勝負となります。
どれだけ若いうちに元気だとは言え、無理をしてしまうと精神的な疲れもあって体調を崩すことは間違いないでしょう。
なので必ず自分の体調管理をしっかりとしていき、万全の状態で就活に臨めるようにしていきましょう。
就活において留年を選んだ場合の対策⑥友達を作っておく
留年をした人にとって救いとなるのが、社会人となった友達からの情報です。
先に就職した友達は、すでに社会に出ているのですでに面接や企業について、詳しく知っていることがあります。
その中でどれだけ情報を聞き出せるかで、内定をもらえる可能性が高くなるかもかかってくるのです。
なので友達が多い人は、できる限り情報を聞き出していきましょう。
また友達が少なかったとしても、今から就職活動をしていく中で見つけていけば、情報交換をしていくことも可能です。
どれだけ情報をつかんでいけるかで、留年した人でも内定をもらえるかが変化していくといえるでしょう。
就活において留年を選んだ場合の対策⑦留年のせいにしない
留年を経験した人がいざ就活を始めたとした場合、なかなか受からないという意見をよく聞きます。
しかしその中には「留年をしてしまったから内定がもらえない」と考えている人が多いのです。しかしそれは大きな間違いということをお伝えしておきます。
留年をしたことによって、他の人と比べると不利になってしまうこともあるかもしれませんが、留年をした人でも内定を何個も取っている人はたくさんいるのです。
両者の明確な違いと言うと、内定がもらえない理由を自分のせいにしているかどうかになります。
内定をもらっている人は、ダメだった部分を明確化して改善しようと努力しているのです。
逆に内定がもらえない人は、受からないのは留年のせいだと思い込み他の改善点を見つけようとしません。
まずは自分の欠点を自覚し、それぞれで改善していくことが大切となるのです。
就活において留年を選んだ場合の対策⑧就職留年が不利な業界を知る
業界の中には就職留年において不利な業界があります。
例えばですが、金融系や不動産系の企業は留年している人に対して、マイナスイメージを持っている傾向にあるのです。
他にも業界によっては留年に対する意見が異なるので、留年に対してどのような意見を持っているかを調べていく必要があるでしょう。
さらに調べた後に、なぜ留年を採用しないのかを調べていくのもいいでしょう。
留年した人を内定に出さないのには理由があるはずです。
理由を明確にしていくことで、企業が留年のことをに対してどのような想いを持っているかが分かり、書類選考や面接の対策を練っていくことができます。
就活において留年を選んだ場合の対策⑨留学生なら活かせる業種を選ぶ
留年をした人の中には、海外に留学していたという理由で留年をした人もいることでしょう。
もし留学をしたという経験を就活で活かしていきたいと考えるなら、留学していたという経験が活かせれる業種を選択していくことをおすすめします。
例えば英語を話せるなら、英語を活かせる仕事。
海外の流通などに興味があるなら流通業など、選んでいける業種は様々です。
留学を経験している学生はなかなかいないので、企業側からも注目されることは間違いありません。
まずは今まで留学で経験してきたことをまとめてみてはいかがでしょうか?
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就職留年を経験した就活生は面接が重要
就職留年を経験している人は意外に多いものです。
しかし中には、面接が苦手という就活生もたくさんいることでしょう。
ただ1つ言えることは、留年をした人にとって面接は最も重要だということをお伝えしておきます。
ではなぜそんなに、留年をした人は面接が重要となってくるのでしょうか?
そこでここでは、留年を経験した人にとって面接が最も重要な理由について解説していきます。
普段聞かれないことばかり質問される
一度就活を経験した人の中で、「去年はこんな質問はされなかった。」と感じた人はいませんか?
気のせいだと思っているかもしれませんが、質問内容は留年をしたことによって変わってきます。
面接で行っていく質問とは、相手のことを知ろうとする質問がほとんどです。
企業に入って何をしていきたいか、将来的にどんな姿になりたいかなどの質問は、あくまで相手のことを知ろうとするための伏線となる質問ばかりとなります。
本当に聞きたいのは、学生がどのような価値観を持っており将来的に一緒に働いてくれるか、などを聞き、自社に合っているかを見極めていくのです。
なので必然と留年をしたことや、他の人にはしないような質問をしていく傾向にあるといえるでしょう。
就職留年をした理由は必ず聞かれる
相手の価値観や自社に合っているかを知るためには、留年に関する項目は必然的に質問されます。
しかし特に留年した理由を聞いてくることは、悪いことではありません。
逆に聞いてくれることはチャンスでもあります。
なぜなら質問してきているということは、興味を持ってくれているという証明だからです。
なので留年を経験された人は、まず就職留年を選んだ理由を明確化しておきましょう。
はっきりとした理由を準備しておくことで、相手に違和感を与えることなく理由を伝えることができるのです。
面接による印象が一番大事
いざ面接へ進んだ場合、何より留年をした人は印象が大事になります。
中には留年したことを恥ずかしいと思って、謙虚な態度をとっていく人もいますが、できるだけ積極的な姿勢をとっていくことが大切です。
印象を良くしていくには、堂々と面接に対しての質疑応答にこたえていき、留年をしたことで他の人とは違うという印象を与えるのが一番でしょう。
留年をした人に限りませんが、印象を残して企業に覚えられる人ほど内定をもらえる可能性が高い傾向にあるのです。
成績より経歴や価値観を聞かれる
留年をした人の中には、企業に少しでも印象を良く見てもらおうと学力を伸ばそうと勉強に励む人もいます。
しかし企業側が留年を経験した人に求めているのは、成績ではなくこれまでの経験で培ったノウハウや価値観です。
なぜなら成績が優秀な人だからと言っても、仕事に対しての対応力が疎かとなっていては意味がありません。
逆にこれまで経験を積んできた留年を経験した人ならば、経験値を積んでいるので仕事に対する対応力も他の人とは異なるでしょう。
なので成績を上げるのではなく、企業にとって有益となる経験やスキルを身につけていくことが重要と言えるのです。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策
就活において必ず通らなくてはいけない面接。
さらに留年をした人にって面接は、一番頭を悩ませる部分でもあるでしょう。
そこで留年をした人が面接で内定をもらえるための方法を公開していきます。
これから就活を始めようと動き出している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策①正直に話す
面接でもっともやってしまいがちなのが、自分をよく見せようと考えて嘘をついてしまうということです。
嘘をついてでも内定をもらおうとする姿勢はいいのですが、結局ばれてしまうことがほとんどとなります。
なぜばれてしまうかというと、人事の人も数多くの就活生を見てきたという実績があるので、人の発言や動作、目の動きだけでも相手が本当のことを言っているかの判断が可能です。
なので嘘はバレないという思い込みは、今すぐにでも捨てましょう。
常に正直に話す姿勢を見せていくことで、企業も信頼し話を聞いてくれるようになっていくのです。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策②具体的に離す
面接の場でよく見受けられるのが、内容が抽象的で本質的な部分を話さないという人がいます。
例えば、「学生の頃に何を努力してきましたか?」という質問に対して、「勉強を頑張ってきました」と返答した人がいました。
これでは勉強の何を頑張ったのか、どれぐらいの時間努力してきたのか、という部分が分かりません。
このような抽象的な人を採用する企業はいないでしょう。
なので
- 何を
- いつ
- 誰と
- どこで
- なぜ
- どのようにして
などの5W1Hを意識して、質問に返答していくようにしましょう。
返答内容を変えていくだけでも、相手に具体的に伝わりやすくなり、話の内容に興味を持ってくれるようになるのです。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策③留年した理由を強みに変える
留年したことに対してマイナスに捉えていく人が多いですが、あえて強みに変えるという方法で優位に立つ部分もあります。
例えば「インターンに参加していた」という理由なら仕事に対しての積極性をアピールできたり、「海外に留学していた」という理由なら英語力を求めている企業から注目されるのです。
必ずしも、留年をすることが悪い方向に働くわけではありません。
留年をした理由を明確にしていき強みに変えていけば、自分オリジナルの返答を返していくことができるので、企業から注目される可能性が高くなるのです。
面接ではどれだけ注目されるかがカギとなるので、しっかりと留年の強みを理解して積極的なアピールをしていきましょう。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策④ネガティブな発言はしない
留年と言うと企業からマイナスイメージを持たれると感じ、必死に弁解をする人がいます。
しかし自分から「留年」という言葉を使ってネガティブな発言を増やしていく必要はありません。
企業側から質問されたら答えていく必要はありますが、聞かれるまでは自分から留年に関して発言しないようにしましょう。
ただもし留年をしていたことに対してアピールをしていくことがたくさんあるようでしたら、自分から話していくのは問題ありません。
あくまで大切なのは、留年をしていたことが自分にとって強みとなっているかどうか、が重要なのです。
もじ自信をもって答えていける人は自分から発言していき、ネガティブな印象を払拭していきましょう。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策⑤自信を持った表情で臨む
何事も自信にあふれている人に、人は注目します。
自信を持った表情で臨むことによって、企業側も「この自身はなんなのだろう?」という疑問を持つようになり、興味を持ってくれるようになるのです。
さらに自信を持つことは、企業にアピールできると同時に、緊張している自分をごまかすこともできます。
なので、ごまかしだとしても自分を変えていけるということなら、常に自信を持った態度で面接に挑みましょう。
自信に満ち溢れた人こそ、企業から内定をもらえるチャンスを増やしていけるのです。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策⑥留学経験がある人はアピールを
留学経験者としては、面接においてチャンスとも言えます。
留学経験者というものはなかなか企業に訪れる機会も少なく、企業からしても貴重な存在に見えてしまうものです。
さらに他の就活生にはない、特殊なスキルを持ち合わせているのではないかという期待感ももっていることがあります。
なのでこのチャンスを見逃さずに、最大限の自分が持っているスキルや知識を披露していきましょう。
ただし何も能力を持っていない人で、嘘をついてでも自分のスキルをよりよく見せていくのは厳禁です。
人は必ず、企業に取って強みとなる部分を持っています。
なのでもしまだ見つけれていないという人がいるならば、自分の強みを見つけていくところから始めていきましょう。
留学経験者という部分だけでも十分な強みなので、何を学んできたかを伝えていくのも、1つの手段と言えますね。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策⑦他の先輩や友達に相談する
留年をした人の中には、すべてを自分でなんとか乗り切ろうと考える人がいます。
しかし1人で就活のことに関して悩んでいくには限界があり、いつの日か精神的苦痛が訪れてしまってもおかしくありません。
なのでもし話を聞いてくれる先輩や友達が揃っているなら、呼び出して相談にのってもらうようにしていきましょう。
事前に就活を経験している先輩なら的確なアドバイスをくれることがあったり、友達なら他の企業の情報共有をしていくことが可能となります。
また面接とはいわば、自分のことをよりよく知ってもらうための場でもあるので、自分のことを先輩や友人に聞いていくのも良いでしょう。
客観的意見を取り入れることで、企業からどのように見られているかの意見を聞くことができるのです。
就活で留年を選んだ人がすべき面接対策⑧人事のプロに相談する
私も人事として活躍していた時に、多くの就活生から相談を受けることがありました。
その中で留年した人が抱えている悩みというのはバラバラで、その時に合わせてアドバイス内容を変えていくことがほとんどでした。
なのでこちらで読んだ記事を参考にしていくのはもちろんのこと、自分が抱えている悩みを直接解決していくために人事のプロに相談していく方法がおすすめです。
人事のプロと合っていくには説明会に訪れたり、直接相談を受け付けている就活支援サービスを利用していくと良いでしょう。
これまでの経験から、それぞれに合わせた解決方法を導き出してくれること間違いありません。
自分で考えても分からないという場合は、何が悩みの種なのかを明確にし、相談してみてはいかがでしょうか?
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就職留年を選ぶか就活生として動くかは自分次第
就職留年という言葉は、人によってマイナスイメージを持っている人もいれば、逆のプラスのイメージを持っている場合があります。
ただそのまま就職していくのか、時間をしっかりと使って留年してでも就活を頑張っていくのかは自分次第です。
ただどちらの方法を選んだとしても、就活で入りたい企業に入っていくにはそれなりの努力が必要になってくるでしょう。
対策をしっかりと練っていくことで、留年をした人でも確実に内定を勝ち取っていくことができます。
まずは
- 今抱えている問題点は何になるのか
- 留年をした後のスケジュールはどのようにしていこうか
- どのようにしたら自分の将来像が見えてくるのか
- 本当にそのままの就活、または留年が正しいのか
などを考えてみてはいかがでしょうか?
自分でスケジュールを組んでみて、実行できそうなら就職留年を選んでもまったく問題ないでしょう。
なのでぜひ自分の意思をしっかりと持って、留年を選ぶかそのまま就活をしていくかを考えていってください。
留年で心配な就活生は先輩の就活生も使った就活サービスを利用してぜひ内定を獲得してください。
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