海外から帰っていよいよ就職活動を開始したけれど、なかなか採用されない。
面接までは通るのだけれど、なぜか一次面接で落とされてしまう。
得意の英語を活かして新卒で就職を考えているのだけれど、なぜか面接で落とされてしまう。
不安になりますよね。
でも、大丈夫です。
留学生の新卒での就職活動で内定を取るには、ちょっとしたコツがあります。
今回は、留学生が新卒採用面接で落とされる原因とその解決策をご紹介いたします!
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目次
- 1 せっかく留学したのに新卒採用で不利!?:英語力ばかりをアピールしすぎているから採用されにくくなっている。
- 2 せっかく留学したのに新卒採用で不利!?:外資系企業にばかりエントリーをしてしまう。
- 3 せっかく留学したのに新卒採用で不利!?:そもそも就活の時期に乗り遅れている。
- 4 せっかく留学したのに新卒採用で不利!?:人事の鼻についてしまう面接時の態度
- 5 留学経験を活かして新卒採用で有利に立つには?:過度に英語力をアピールするのではなく、本当にやりたいことを志望動機として伝える。
- 6 留学経験を活かして新卒採用で有利に立つには?:外資系企業ばかりを受けない。
- 7 留学経験を活かして新卒採用で有利に立つには?:留学の時期を変える。
- 8 留学経験を活かして新卒採用で有利に立つには?:面接時の態度は控えめにする。
せっかく留学したのに新卒採用で不利!?:英語力ばかりをアピールしすぎているから採用されにくくなっている。
日本人で海外留学を経験した留学生といえば英語力が武器になると頑なに信じて日系企業を受けようとしますが、日本企業で上場しているような大企業でも、そもそも留学生を総合職で採用しても英語が活かせる部署に配属されることは稀です。
理由としてはグローバル企業といっても年功序列制度が根強く年配者が経営陣に多い日本企業では海外転勤はまだまだ大事であり、滅多なことでは英語を活用する部署へいきなり配属されることは少ないためです。
具体例を挙げると、アメリカで留学してきたTOEIC900点を記録していた学生がいましたが、実際に配属されたのは国内の経理という部署でした。
また、営業職へ配属されて僻地の営業所で頑張ることになった留学生もいました。
留学生といっても日系企業に就職する場合には他の新卒社員と同様のキャリアを歩むため、いきなり英語を活用する部署に配属されることは滅多にないということです。
過度に英語を武器にしてアピールをしすぎると、かえって採用内定が遠ざかる可能性があります。
海外営業では同じようなことがみられるようです!詳しくはこちらの記事もご覧ください。
【人事が徹底解説】グローバル就職の方法とは?大企業より中小企業の方が、海外赴任のチャンスは多い!?
せっかく留学したのに新卒採用で不利!?:外資系企業にばかりエントリーをしてしまう。
日本人で海外留学を経験した学生を、外資系企業が新卒採用することは稀です。
理由としては、外資系企業は基本的に即戦力を採用するためです。
外資系企業においては新卒採用を行う事は稀であり、仮に新卒採用を行っていたとしても、かなり高いスペックを要求されることが多いです。
具体的には私大であれば早稲田・慶應などのように私大の中でも最高峰の学歴を保有しており、かつ、何らかの分野で実績を残せそうな新卒が採用されます。
単純に英語が出来るから外資系企業に就職したい、有利だろうという考え方で就職活動をすると失敗する可能性が非常に高いです。
外資系企業ばかりを狙うと新卒採用を失敗する可能性は高いと考えるようにしましょう。
外資系と日系の違いはこちらの記事もご覧ください。
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せっかく留学したのに新卒採用で不利!?:そもそも就活の時期に乗り遅れている。
日本人留学生が海外留学を思い立ち、海外留学を行うのは大学3年生の時期が多いと思います。
仮に1年間留学をしていたとして、海外留学を終えて帰国するのが大学4年生の時期になるとすでに大企業だけではなく歴史のある安定した中小企業なども採用活動を終了させており、完全に就活ムードが終わった後での就職活動になります。
企業の採用意欲が一番低いときに帰国するようなスケジュールで留学をしてしまうと就活すらできないということになります。
理由としては日本企業は新卒採用に一番力を入れており、就活解禁の時期に他の会社に負けないように力を入れて採用目標数を達成するようにするためです。
大学3年生の秋口から採用活動が始まり、早い企業であれば内定を4年生になるまでの間に内定を出して囲い込みを開始します。
採用目標人数を達成できていない企業が大学4年生の春以降は本格的に二次選考を始めますので、仮に帰国が4年生の秋以降になれば、内定を獲得することはかなり難しくなります。
すでに就活の旬を過ぎた状態での採用活動に入ってしまうため、採用されにくいということですね。
せっかく留学したのに新卒採用で不利!?:人事の鼻についてしまう面接時の態度
帰国子女だから、留学経験者だから自分は就活で有利だろうという態度が知らずに出てしまっている場合があります。
いくら優秀であっても会社は組織で動くため、新卒入社の段階では他の採用候補者の新卒とは能力的な違いはありません。
仮にキャリア採用としても、何らかの即戦力足り得るような実務経験を10年程度保有していてやっと優秀だと認められます。
新卒の段階では他の学生と大きな優劣はついておらず、あくまでも他の人たちと同じ扱いであるということを忘れないようにして謙虚に面接選考を受けた方が合格率はアップします。
この段落までは日本人海外留学生がなぜ日本の新卒での就職活動で失敗しやすいのかについて説明させて頂きました。
次の段落以降では、どのようにすれば就活を成功させることが出来るのかについて説明させて頂きます。
英語面接の対策についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
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留学経験を活かして新卒採用で有利に立つには?:過度に英語力をアピールするのではなく、本当にやりたいことを志望動機として伝える。
過度に英語力をアピールするのではなく「なぜその企業で仕事をしたいのか」ということをメインに面接での受け答えをするようにして下さい。
理由としては日系企業の場合は、新卒採用の段階ではいまあなたが持っている潜在能力を見て採用するかしないかを判断するためです。
仮に現段階で英語力が素晴らしくても企業側は新卒を採用してどの部署に配属するかはもう採用計画を組み立てているので、内定を出す前にすでに決定してしまっています。
最初から英語を活かせる部署に配属されることを期待するのではなく、本当に「この仕事がやりたい」と思えるような仕事がある会社を見つけて、志望動機と自己PRをするようにしてみてください。
過度に英語力をアピールするのではなく、これから自分自身がどのようにしていきたいかを主体にして、企業に対して自分自身を売り込んでみて下さいね。
留学経験を活かして新卒採用で有利に立つには?:外資系企業ばかりを受けない。
外資系企業では即戦力採用が基本となっており、入社翌日からすぐに働けるような人材を望んで採用活動を行っています。
日系企業のように新卒から3年間は赤字覚悟で教育研修計画を組むような社内体制にはなっておらず、単に英語ができるというだけの場合には、中途採用者で自社の業務に経験のある英語の出来る人材を優先して採用したいと通常は考えます。
即戦力になれる自信がない場合には、外資系企業ばかりにエントリーしない方が結果的には合格率を上げることが出来ます。
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留学経験を活かして新卒採用で有利に立つには?:留学の時期を変える。
日系企業でグローバル展開している大企業に入社したいと考えている場合には、出来るだけ留学する時期を就活と被らない時期に行う事が大切です。
理由としてはもしも3年生の秋から就活をスタートできなかった場合には就活解禁と同時に採用を開始する大企業の採用面接を受けられない可能性が高いためです。
もしも留学を検討している場合には、就活の時期などを考えて入学して1年生の段階から留学を考えるなど様々な要素を配慮して早め早めに行動をしていくことが大切です。
留学経験を活かして新卒採用で有利に立つには?:面接時の態度は控えめにする。
グループディスカッションなどで過度に目立つ行動をとったり、自分は留学経験者だから他の学生より有利だといったような態度を表に出すことは出来るだけ避けるようにしましょう。
理由としては、採用担当者の目線からすればまだまだ社会人経験のほとんどない新卒の学生が自分自身の経験を過度に売りにするのは悪い印象を与えかねないためです。
中途採用者ではなく新卒採用者として面接を受ける以上は、これまでの経験だけを過度に売りにするのではなく、これからどのようにして活躍できるのか、自分自身がどのようにして社会で活躍できるのかをアピールするようにして下さい。
留学経験を就活で活かす方法を相談したい場合は先輩の就活生も使った就活サービスを利用して相談してみてください。
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