メガバンクの1つとして確固たる地位を気付いているみずほ銀行。
そんな大企業に新卒入社を希望している人は非常に多いですが、実際にみずほ銀行とはどのような企業で、どういった人材を求めているのでしょうか?
そこで今回は、みずほ銀行に新卒入社するためにチェックしておきたい基本情報と採用情報について詳しくご紹介します。
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みずほ銀行に新卒で入社したい!チェックしておくべき基本情報とは?
まずは新卒入社をする前に必ず知っておきたい、みずほ銀行の基本情報について徹底解説します。
新卒入社する前に知っておきたい”みずほ銀行の歴史”
現みずほ銀行は、第一勧業銀行、富士銀行及び日本興業銀行の3行の株式移転により2000年に設立されました。
この3行はそれぞれ3人の銀行家の熱き思いにより創業されており、日本経済の近代化の礎を築いたと言われています。
第一勧業銀行の前身である第一国立銀行は日本初の銀行であり、創業者である渋沢栄一が「利に喩らず、義に喩る」=「利益を追求するのではなく、社会発展という大義のために事を成す」という信念を掲げて開業されたという歴史があります。
「明治維新後の日本が海外諸国と肩を並べるためには商工業を発展させ、影響力のある事業を数多く生み出さなければならない。そのためには金融機関の整備が必要」
いち早く金融機関の重要性に気づいた渋沢栄一は、第一国立銀行の開業を通してその生涯に渡り500社の営利事業と600以上の社会事業に関わりました。
その結果、現在でも日本を代表するような企業が数多く誕生しており、渋沢栄一が資本主義の父の呼ばれる所以と言えます。
第一国立銀行の開業後、国内には数多くの銀行が設立されましたが、その多くは放漫経営のために経営不振に陥り、銀行の原点である信頼が揺らいだ時代がありました。
そんな時に日本政府が銀行救済を依頼した相手こそ、富士銀行の前身である安田銀行の創業者である安田善次郎です。
安田善次郎は「一にも人物、二にも人物、その首脳(トップ)となる人物如何」という信念のもと、70に及ぶ銀行を救済し、金融を通じて多くの事業家を支えてました。
第二次大戦後になると、GHQにより日本の産業金融を担っていた日本興業銀行を廃止する動きがありましたが、「戦争により大きな打撃を受けた日本の産業や経済のためには日本興業銀行が必要である」とGHQに訴え続けた人物が、当時日本興業銀行の再建準備室長であった中川素平でした。
中川は「日本の産業を世界で戦えるものにしたい」という信念を持って興業銀行の存続を実現させ、日本の技術大国としての地位を確立すべく数多くの企業の成長に携わりました。
こうした3人の銀行家の熱き想いが現みずほ銀行を築いており、彼らのDNAを受け継いでいくことが、みずほ銀行の社員には求められると言えます。
新卒入社する前に知っておきたい”みずほ銀行の強み”
みずほ銀行の強みは何と言っても『強固な事業基盤』と、みずほグループの連携による『高度なサービス提供力』です。
これまでの歴史の中で築き上げてきた幅広い顧客基盤に加えて、みずほ銀行はネットワークが非常に強固です。
メガバンクで唯一国内全都道府県に支店を持ち、国内のATM設置数もイオンと提携したことによりメガバンクNO.1を誇っています。
また、海外においても約40の国や地域に120拠点を展開しており、こうした国内外の充実したネットワークを駆使することで、様々な顧客のニーズにも対応し、銀行・信託・証券一体戦略によるハイクオリティな提案が可能です。
みずほ銀行の内定が欲しい留学経験者が押さえておくべき記事はこちら!
【留学経験者必見】留学経験どうアピールする?就活で留学経験をESに活かす方法10選
【誰もが知りたい!】グループディスカッションの選考通過率を劇的にアップさせる方法!〜人事が徹底解説〜
新卒入社する前に知っておきたい”みずほ銀行の仕事”
みずほ銀行の仕事内容は非常に多岐に渡ります。
ここでは大きく分けて7つの部門に分けてご紹介します。
①リテール・事業法人
個人の顧客の資産運用や継承といった一般的な銀行窓口業務。中小企業の事業拡大なども含まれる。
②大企業・金融・公共法人カンパニー
大企業の資金調達や運用だけでなく、経営戦略など顧客の幅広いニーズに対して金融のソリューションを提供する。
公共法人の分野では、日本経済の重要課題である農林漁業の成長産業化支援や、空港・公共施設における公民連携導入などを実施している。
③グローバルコーポレートカンパニー
日系及び非日系企業の海外進出に関する情報提供や営業対象先の選定といったビジネス促進を行う。
④グローバルマーケッツカンパニー
多様な金融商品を取り揃えて顧客の幅広い運用ニーズに応えると共に、金融市場動向の分析や予測を行って顧客に投資戦略を提供する。
⑤アセットマネジメントカンパニー
銀行単体だけでなく、信託や証券、運用会社が一体となり、個人や機関投資家といった幅広い顧客の多様な運用ニーズに応えるべく最高水準の商品・サービスを提供する。
⑥グローバルプロダクツユニット
投資銀行と投資取引の2つの分野から構成され、プロダクツ機能のプラットフォームの役割を担う。
⑦リサーチ&コンサルティングユニット
リサーチ機能とコンサルティング機能を結集した専門家集団として、顧客の多種多様な課題解決に取り組む。
みずほ銀行の就活体験談は以下の記事もあわせてご覧ください。
みずほフィナンシャルグループ|19年卒のボストンキャリアフォーラム留学生就活選考体験談|ボスキャリ|日本人海外経験者
みずほ証券|19年卒の留学生就活選考体験談|日本人海外経験者
みずほ銀行が新卒入社に求めるものとは?
みずほ銀行の歴史や基本的な業務内容についてはご紹介しましたが、実際に働くとなると「どのような人が働いているのか」という点が非常に気になります。
そこで、ここからは実際にみずほ銀行で働く人の声や人事戦略などについてご紹介します。
新卒入社する前に知っておきたい”みずほ銀行の人”
多岐にわたる業務内容に合わせて、もちろんみずほ銀行で働く人のタイプも様々です。
しかしながら、どのような業務でも一貫している点があります。それは、『お客様に寄り添ってお客様のニーズに応える』という姿勢です。
例えば、ある大企業カンパニーに携わるバンカーは、担当していた海外売上比率の高い企業のさらなる事業拡大のため、アメリカでの新たなビジネスチャンスに着目し、みずほのネットワークを駆使して緻密に現地調査を行いました。
潜在的なニーズを引き出すために、お客様以上にお客様の抱える問題点を考え、2年かけてプロジェクトを成し遂げた結果、お客様の期待を超える成果を出すと共に大きな信頼を得ました。
このように、自分たちの利益を先行させるのではなく、何がお客様にとって必要で、自分たちには何が出来るのかといった視点で働くことで、現在のみずほ銀行の信頼と実績を積み重ねていると言えます。
新卒入社する前に知っておきたい”みずほ銀行の人事戦略”
みずほ銀行の人事戦略の柱となっている考え方は『個の能力の最大化が企業価値の最大化に繋がる』というものです。
そのため、社員一人ひとりの資質に合わせた職務経験を通じて、成長体験と失敗からの学びを繰り返すことで潜在能力を伸ばすようキャリア形成を行なっています。
また、部署を横断的に異動することで、多様な知識とスキルを身につけると共に、自分の強みを活かそうとする社員のチャレンジを全面的に応援し、希望職種に異動させるといった取り組みも行なわれています。
更には、次世代経営リーダーを育成するためのプログラムとして、敢えて負荷の高い重要なポストを経験させるプログラムや国内外の大学と連携して独自開発をしたリーダーシップ研修などを用意しています。
もちろん海外への異動勤務を通してグローバル対応力の向上を図るといった人材と人事のグローバル化も行っています。
こうした多様な人事戦略を実施することで、個の能力を意欲的に最大限向上させると共に、みずほグループ全体の価値を高めています。
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最新版!みずほ銀行の新卒採用情報
最後に、みずほ銀行の最新新卒採用情報についてご紹介します。
みずほ銀行の新卒採用情報~応募職種
みずほ銀行には社員のライフスタイルやキャリアプランに合わせて3つの職種が設けられています。
希望する職種により必要な面接対策や求められる資質も変わってくるため、しっかりと見極めて応募することが重要です。
1)基幹職(総合):前述したようなあらゆる業務に携わり、高度な専門知識や技能、企画力などを発揮しながら顧客の課題解決のために革新的なソリューションと新たな価値創造を担います。
幅広い業務に従事するため、携わる分野に合わせて専門知識や語学力などを磨いていく必要があります。
また、国内各地及び海外への転勤があります。
2)基幹職(専門):主に一定の専門業務分野に携わり、エリア勤務であれば首都圏エリアや関西エリアなど希望エリアを選択して勤務することが可能です。
一定の分野にスペシャリストとして従事するため、高度な専門知識や技能を修得し、各専門分野における金融ビジネスの新たな価値創造を担います。
3)特定職:特定分野における業務経験を積みながら専門知識を習得し、周辺業務にも対応できるように専門的キャリアを形成します。
原則として住居の変更を伴う勤務地の変更はありません。
みずほ銀行の新卒採用情報~初任給について
<初任給>基幹職:大学院卒 23万円
四年制大学卒 20万5000円
特定職:四年制大学卒 19万5000円
短期大学・専門学校卒 17万5000円
<賞与>年2回
<昇給>年1回
他詳しい内容についてはみずほフィナンシャルグループホームページの新卒採用情報をチェックしてみてください。
みずほ銀行はその長い歴史の中で、利益を追求する企業という側面だけでなく、社会貢献という大きなテーマを大切にして顧客や社会との信頼関係を築きあげてきました。
そんなみずほ銀行はネームバリューもあり、魅力ややりがいも多いため、新卒入社を目指す就活生も非常に多いです。
だからこそ、「自分だったらみずほ銀行でどのように働きたいか?」「どんな強みを生かして働くことが出来るか?」といったことを明確にイメージしておくことが重要です。
そのためにも、今回の情報を参考にしてしっかりと企業研究を行ってみてはいかがでしょうか。
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