就職活動をしている人であれば一度は名前を聞いたことがある有名な会社ですが、実際にアサツーディケイとはどのような会社なのでしょうか?
そこで今回はアサツーディケイの基本的な情報や年収、リアルな評判などについて徹底解説します。
スポンサードサーチ
目次
アサツーディケイってどんな会社?リアルな年収を徹底解説
まずはアサツーディケイの基本情報と有価証券報告書に記載されているリアルな年収をご紹介します。
アサツーディケイの基本情報と平均年収
アサツーディケイ(通称ADK)は、1999年1月1日に旭通信社と第一企画の合併により誕生した日本を代表する広告代理店です。
2019年1月には持株会社化に伴い商号を株式会社アサツーディケイホールディングスに変更しています。
そのため、一口に「アサツーディケイで働いている」といっても、正確にはどのグループ会社で働くかによって業務内容は大きく異なります。
具体的には、純粋持株会社である『株式会社アサツーディケイホールディングス』がグループ全体の戦略や運営方針の立案を行うと共に事業会社の管理・監督を行います。
また、以下の3つのグループ会社それぞれが専門分野に専念し、効率的に事業を行える環境をバックアップしています。
①株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
デジタル、及びマスメディアのプランニングとバイイングを担うマーケティング事業会社。
クライアントとのインターフェイスとして、コミュニケーションを中心としたマーケティング課題解決のための総合的なソリューションを提供しています。
②株式会社ADKクリエイティブ・ワン
コミュニケーション戦略の企画・制作・実施までを一手に担い、クライアントの課題解決のための高品質かつ最適なソリューションを提供します。
デジタルメディアやマスメディアを始め、最新のテクノロジーを駆使した新手法まで、あらゆるツールを用いて最適なコミュニケーションを構築し、生活者の具体的なアクションに繋げています。
③株式会社ADKエモーションズ
元々、アサツーディケイは1963年よりアニメビジネスにも携わっており、これまで400を超えるアニメ作品の企画・制作、キャラクターを活用した広告販促活動や商品化をサポートしています。
そうした今までのDNAを引継ぎつつ、ADKエモーションズでは、より一層人々の感情を揺り動かすアニメコンテンツの企画・制作、商品化、イベント化等を実現しています。
このように多岐に渡る事業を手掛けるアサツーディケイの平均年収は、有価証券報告書によると792万円となっています。
ここ数年で変動はあるものの、750万円~795万円の間を推移しており、日本の平均年収である420万円と比べると高水準であることが分かります。
アサツーディケイ50代男性正社員の年収を例にして具体的な内訳を見てみると、以下のようになっています。
基本給50万円 (+各種手当2万円)
賞与(年2回)150万円
決算賞与(年1回)50万円
ベース給だけでなく、通常の賞与に加えて決算賞与が設けられている点も、高い年収に大きな影響を与えていると言えます。
一方で、給料が高いイメージを持たれている広告代理店業界の中では、アサツーディケイの平均収入はどのような水準なのでしょうか?
実は、業界最大手の電通の平均年収は1250万円、次点の博報堂DYホールディングスの平均年収は1060万円と、アサツーディケイに比べて1桁違う結果が報告されています。
こうした点から、アサツーディ・ケイの年収は日本の平均年収に比べればもちろん非常に高い水準ですが、広告代理店業界においてはまだまだ成長の余地があるレベルと言えるでしょう。
アサツーディケイの年齢別、階級別平均年収は?
アサツーディケイの平均年収は792万円でしたが、先ほど具体例で挙げた50代正社員男性の平均年収が最大年収の869万円と言われています。
このように働く年代や階級によって年収には大きく変化が出てくるため、ここからはアサツーディケイ社員の年齢と階級別平均年収を簡単にご紹介します。
ー年齢別平均年収ー
20~24歳:360~390万円
25~29歳:561~611万円
30~34歳:601~701万円
35~39歳:622~726万円
40~49歳:694~913万円
50~59歳:868~970万円
60~65歳:560~970万円
ー階級別年収ー
主任:794万円
係長:897万円
課長:1185万円
部長:1310万円
年齢別でみると20代後半で日本人の平均年収を超える計算になりますが、最も年収の増え方が大きいのは40代であることが分かります。
また、階級別では課長職まで昇進すると1000万円の大台を超えるため、勤続年数に関わらずどのような階級に就くことができるかも重要です。
アサツーディーケイの内定が欲しい留学経験者が押さえておくべき記事はこちら!
【留学経験者必見】留学経験どうアピールする?就活で留学経験をESに活かす方法10選
【誰もが知りたい!】グループディスカッションの選考通過率を劇的にアップさせる方法!〜人事が徹底解説〜
アサツーディケイで働く女性の平均年収は?
広告代理店というとどうしても男性社員が多いイメージですが、アサツーディケイでは女性社員も活躍しています。
しかしながら、結婚や出産に伴いどうしても女性社員の平均年収は男性社員よりも低い傾向にあります。
厚生労働省の賃金統計基本調査では、40代正社員の平均年収は男性が897万円であるのに対し、女性は677万円と報告されています。
男性に比べると200万円近くの差がありますが、そうは言っても全国平均と比べれば高水準と言えるでしょう。
アサツーディケイの評判は?年収だけじゃない魅力も!
アサツーディケイの具体的な年収は分かりましたが、実際に働くとなるとリアルな評判が気になりますよね?
そこで、ここからはアサツーディケイの年収や社風、社内制度などに関する評判をご紹介します。
アサツーディケイの年収に関する評判
実際にアサツーディケイに勤務していた人のリアルな声をもとに、良い点と注意点をまとめました。
<良い点>
『決算賞与が出るようになり、給与の水準が上がった』
『本人の頑張り次第では年齢に関係なく昇給できる』
『未経験で転職しても割と月給が良い』
『若いころは業務内容を評価されやすく、給料の伸びも良い』
<注意点>
『40代以降は給料の伸びが悪くなるため、役職に就いていないと厳しい』
『ボーナスが1.5ヶ月分とかなり少ないため、決算賞与がないとつらい』
『実際に働いている時間も長いため、その割には年収が低い気がする』
『入社4年目以降は残業代がつけられないため、3年目より年収が低くなることがある』
全体的に本人が頑張れば頑張るほど、若くてもしっかりと評価をされて年収が高くなる傾向があるようです。
しかし、年齢が上がるほど給料の伸び悩むため、高収入を維持するためにはなるべく早く役職に就いておく必要があるようです。
アサツーディケイの年収以外に関する評判
続いては、実際にアサツーディケイに勤めていた人のリアルな声をもとに、年収以外の社風や制度などの良い点、注意点をまとめました。
<良い点>
『全体的に自由に仕事が出来る雰囲気があり、裁量型や専門型など多様な働き方を選べる』
『特に営業職は忙しいが、楽しんで仕事をしている雰囲気がある』
『女性でもリーダーを任されたり、時短で勤務も可能』
『若いうちから責任ある仕事にチャレンジさせてくれる』
『同じ部署の社員や同期社員は仲が良く、意見交換がしやすい』
<注意点>
『庶務や経理的な手続きがシステマティックがゆえに時間の融通がききにくい』
『働き方改革で全体の労働時間は短くなっているが、生産性を上げるための新しい働き方がまだ確立されていない』
『部署内の繋がりは強いが、部署を超えてのコミュニケーションは取りにくい傾向がある』
『女性も活躍しているが、役職者はまだまだ男性が多く男性社会である』
スポンサードサーチ
アサツーディケイと他社の年収を徹底比較
トップの広告代理店の年収と比べるとまだまだ成長の余地があるアサツーディケイですが、他業種で同程度の年収を稼ぐことができる会社はあるのでしょうか?
ここでは、アサツーディケイと年収が近い会社をご紹介します。
~アサツーディケイと年収が近い会社は?
①ディー・エヌ・エー 756万円
ディー・エヌ・エーとはゲームやエンターテイメントなどを主要事業とする日本のインターネット関連企業で、モバイルゲームの開発と配信を主業としつつ、傘下にはプロ野球チームの横浜DeNAベイスターズなども保有しています。
②カブドットコム証券 756万円
三菱UFJフィナンシャルグループに属するインターネット専業の証券会社。
金融グループ会社との金融商品仲介などを始め、三菱UFJグループ各社との連携により様々なサービス展開を行っています。
③加賀電子 756万円
電子部品や半導体、パソコン周辺機器などの完成品の販売を行っている会社で、電子機器の受託開発なども行っています。
アサツーディケイと同業他社の年収は?
実は日本国内には中小企業も合わせると約1500社以上の広告代理店が存在します。
そんな同業他社と比べると、アサツーディケイは何位になるのでしょうか?以下に広告代理店の年収ランキングトップ10をまとめました。
1位:電通 1250万円
2位:博報堂DIYホールディングス 1060万円
3位:アサツーディケイ 756万円
4位:サイバーエージェント 731万円
5位:バリューコマース 590万円
6位:ゲンダイエージェンシー 570万円
7位:クイック 566万円
8位:プラップジャパン 563万円
9位:共同ピーアール 550万円
10位:セプテーニホールディングス 546万円
新卒でアサツーディケイに入社するには?年収や面接対策
比較的若手の内から高水準の年収を得ることが可能なアサツーディケイですが、実際に新卒で入社するためにはどうすれば良いのでしょうか?
新卒の採用情報や初年度の年収といった基本情報などをまとめました。
アサツーディケイ新卒情報と初年度の年収
2020年度の採用情報によると、大学卒の月給は252400円、院卒では257000円と発表されています。
毎年51~100名程度の採用を予定しており、常識にとらわれず粘り強く考え続けられる人材を求めています。
また、業界3位の立ち位置であるアサツーディケイにはまだまだチャレンジが必要であるため、会社の歯車の1つになるのではなく、自ら経営者的な意識を持って既成概念を打ち破るようなチャレンジするマインドを有する人を必要としています。
アサツーディケイに入社して理想の年収をゲットするには
アサツーディケイではたとえ新入社員であっても、意欲があれば若いうちから責任のある大きな仕事を任せてもらえることが多いです。
ネームブランドもあるため、自分が望めば他社の同期に比べると非常に貴重な経験が出来、実力をつけることが可能です。
したがって、入社後に理想の年収をゲットするためには、自ら進んでやりたいことやプロジェクトに挑戦して実力をつけ、評価を得ることでキャリアアップを狙うと良いでしょう。
広告代理店業界の中ではトップ3の地位にあるものの、まだまだ成長の余地があるという点がアサツーディケイ魅力でもあり、改善点でもあります。
しかし、自分の頑張り次第では、他の業界と比べてもかなりの高収入が得られる会社と言えるため、ぜひ就職や転職の際の参考にしてみてはいかがでしょうか?
アサツーディケイの内定が欲しい場合は先輩の就活生も使った就活サービスを利用してぜひ内定を獲得してください。
日本で就職したい留学経験者や海外大出身者 のための就活情報サイト「Globy」の公式アカウント