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留学経験者のための自己分析-はじめに
こんにちは!Globy運営事務局です。突然ですが、この記事を読んでいるあなたは自己分析のやり方について迷っていますか?特に留学経験者は就活と留学生活を両立させなくてはいけないこともあり非常に大変ですよね?また、留学から帰国してから就活をされる方も留学経験を活かした志望理由を作りたいと思いますがこちらも一筋縄では行かないことが多いです。
今回は、自己分析の目的や具体的な手法について、日本の就職活動の概況も踏まえながら解説していきます。
留学経験者のための自己分析-日本の就職活動に関して理解しておくべきポイント
①ほとんどの日系企業は学部生や大学院生を即戦力というよりもポテンシャルのある人材として見なしています。(つまり、入社後に一定期間の研修やOJTなどを通して育成することを前提としています。)
②採用では、学生の人柄や行動の傾向を質問を通して探り、評価をつけています。
大手人材会社リクルートキャリアが発表している「就職白書2018」によれば、採用で企業が最も重視している項目は「人柄」で、92.1%の企業が重視すると回答しています。ちなみに、2番目が「企業への熱意」で、3番目が「今後の可能性」でした。
エントリーシートの設問や面接での質問では「自己PR」や、「学生時代に頑張ったこと」、「会社への志望動機」、「将来会社に入ったらやりたいこと」といった項目が頻繁に見られますが、そのすべてに自分の過去の経験に基づいて感じたことや問題意識、あるいは自分の置かれた環境をベースに納得感のある答えを出す必要があります。また、企業によってはあなたが生まれてから今までの人生の歴史のようなものを聞いてくることもあります。
逆に、コンサルティングファーム、投資銀行のような即戦力に近い人材を採用ターゲットとしている業界においては能力やインターンでの実務経験をより重視するなど違いもあります。しかし、そういった業界の選考においても、会社のカルチャーにフィットしているかという側面で評価がなされるので基本的にどの業界を受験するにせよ、自己分析を怠らないようにしましょう。
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留学経験者のための自己分析-そもそも自己分析とは?
過去の経験をもとに自分の強み、弱みを整理したり、どのような仕事であれば自分に適性があるかを探ったりすること。つまり、企業へ行う自己PRと、企業・職種選びの根本となる
企業が採用で見るポイントは、話している強み(弱み)などが実際と合致するか(合致するように見えるか)・根拠となるエピソードがあるか・再現性があるかの3つ。必ず、エピソードも含めて話せるように整理しましょう。
留学経験者のための自己分析-自己分析で考えることの一例
以下は、一例ですが自己分析をするにあたってよく見られる問いです。
- ①自分の得意なこと、好きなこと
- ②強み、弱み
- ③将来何をしたいか、何ができるか、何をしたいか
- ④友人や先輩、後輩とはどんな関係性か
- ⑤人生において大切にしたいもの
- ⑥これまで困難だと感じたことはあるか、そしてその困難をどう乗り越えたか
- ⑦仕事におけるモチベーションは何であるか
自己分析を助けてくれる書籍もありますが、問いはいくらでも出てくるのと、正しい答えというものがないことには注意が必要です。
私はあまり無駄なことに時間をかけたくなかったので、いくつかツールを使って自分で整理をしてみて、それを友人や先輩と共有してディスカッションするというのを一定期間おいて繰り返していました。
やり方は千差万別で、どれをとっても良い悪いはありますが、ここでのポイントは「他者との共有」と「一定期間おいて繰り返す」という部分です。
やはり、自分で自分を評価しようとすると客観性が担保しづらいですし、また、自分から見た自分と他者から見た自分にどんな違いがあるのかを知ることもできるので一石二鳥というわけです。
また、自分の仕事に対する考えや、将来やりたいことなどは就職活動を通してどんどん変わっていくので、「一定期間おいて繰り返す」ことで自己分析をアップデートする必要があります。
留学経験者のための自己分析-おすすめの自己分析ツール
モチベーショングラフ
モチベーショングラフは、自分のこれまでの経験の棚卸をする作業において極めて有効です。インターンシップなどの選考においても記入が求められる場合があるのでそれに慣れる意味でも、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
以下の図が簡単な例ですが、小学校、中学校、高校、大学に区切り、それぞれの期間でモチベーション(心の充実度)が最も高かった時期と最も低かった時期をプロットして、きっかけとなった出来事を書いていけば完成です。
モチベーショングラフを通しての自己分析はこの作業を終えてからが本番です。笑 それぞれきっかけとなった出来事に対して「自分はなぜそう感じたのか」、「なぜその活動をやめなかったのか」などと徹底的に深ぼってください。
ジョハリの窓
これは他人から見た自分と自分で理解している(と思っている)自分にどれだけ乖離があるかを知るためのツールです。机の上で唸って考えるというよりは、この概念を意識することが自分のことを理解する一助になるよといった感じでしょうか。
「自分が知っている自己/自分では気づいていない自己」と「相手が知っている自己/相手も気づいていない自己」の2軸で考えます。
- A自分が知っている×相手が知っている=開放の窓
- B自分が知っている×相手が気づいていない=秘密の窓
- C自分では気づいていない×相手が知っている=盲点の窓
- D自分では気づいていない×相手が気づいていない=未知の窓
簡単に整理すると上記のようになりますが、Cの盲点の窓をできるだけ小さくして、なぜ自分と他人では感じ方が違うのか考えるのは重要です。また、Bの秘密の窓については自己開示をなぜしないのかと考えてみたりもできますね。Dの未知の窓は「あ、私ってこんな強みがあったんだ。。」と成長などのタイミングで気づくことが該当します。Aについては、自分で自己分析するだけでもそれなりに出てくるかと思います。
また、相手を先輩や同期、後輩、初対面の人、異性などと色々変えてみるだけで全然変わってくると思うのでぜひ活用してみてください。
ストレングスファインダー
一言でいうとオンラインの才能診断ツールです。Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の強みの元が導き出されます。近年話題になっているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
ストレングスファインダーでは、資質を4つにグループ分けをしています。
「人間関係構築力」、「影響力」、「実行力」、「戦略的思考力」です。この4つのカテゴリーの中により細かい資質が定義されていて、資質は全部で34種類あります。
いくつかプランがあって、一番安いものだとTOP5の資質が分かるのですが、個人的にはこれで十分かと思います。私はこのトップ5の資質を元に自分の強みとそれを表すエピソードを考えました。
このほかにも、OB・OG訪問をすることで自己分析を手伝ってもらうことも有効です。彼らは企業の採用について知り尽くしているプロなので、とても助けになるはずです。
OB・OG訪問にはビズリーチ・キャンパスがオススメです。外資系や商社などハイクラス企業に勤務するOB・OGと知り合うことができます。
留学経験者のための自己分析-さいごに
今回は、自己分析の内容や目的、そして簡単にその手法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。答えがなく、終わりも見えない作業ですし、ある程度時間もかかるので面倒に感じるかもしれませんが、受ける企業を絞ったり、選考の準備をするうえで重要なプロセスです。使えるものはどんどん活用して、早期に就職活動の波に乗りましょう。
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