海外人材を欲しがっているような感じはした。

海外経験はあるものの、中学や高校時代を海外で過ごしたバイリンガルに囲まれていたので留学や海外経験を前面に出したアピールはできなかった。

面接の中で英語力について詳しく聞かれることはなかった。ただ、ウェブテストの中に英語が含まれていたりTOEICが提出必須だったりするのでそういうところで見られているんだと思う。ただし、海外経験についてはかなり聞かれた。私は小さいころに発展途上国に何年か滞在した経験があったので、発展途上国で働くことができるか、あるいは北米などに転勤になったとしても働けるかといったことを面接の中で聞かれた。

私が日系企業に絞って受けていたからというのもありますが、基本的に日本の選考と変わりません。ESに沿って学生時代に頑張ったことを聞かれる点は日本の就活そのものです。しかし一方で、志望動機について深掘りされることはあまりありません。質問もすごくオーソドックスなものが多く、突飛な質問をされないところがやりやすいところでした。また、1次面接では特にそうですが面接官が和やかなムードで選考を進めてくれた印象があります。面接後にその場でフィードバックをくれるといったことは日本の就活ではないのではないでしょうか。

一方で注意点として、通常の選考とは違い3日しかないからこそ陥りやすい罠があります。ボスキャリでは多くの企業に同時にエントリーできますが、選考が進むにつれてスケジュールがカツカツになり選考途中の企業を辞退しなければならなくなる場合が出てきます。私の場合、何度かそういうことがあり志望度の低い企業の方を途中辞退しました。その後、辞退した企業が「専攻は海外選考・国内選考問わず1度しか受けられません」というルールを作っていることを知りました。志望度が低いとはいえ、帰国後に国内選考のチャンスがあれば受けたいと思っていただけに非常に残念でした。選考を途中辞退しても国内選考に影響がないのかどうか確認する必要があると思います。

ボストンキャリアフォーラムの準備は1か月前くらいから始めました。就活はほぼ初めてでしたが自己分析は特にせずES作成から取り掛かりました。

ちなみに、一つ注意点として募集要項には気を付けてください。企業によっては4年生しか採用していない、海外大生しか対象にしていないなど細かいルールを設定しているところがあります。志望企業があるからと思ってせっかくチケットを取っていっても現地で履歴書すら見てもらえず門前払いされてしまうのは悲しいのでしっかり確認するようにしてください。

海外経験があるなら絶対に行くべきだと思います。大きなメリットとして、3日で内定が決まるということの他に日系企業が比較的内定をもらいやすかったような感じがします。ボスキャリの就活層はポテンシャルや海外経験を前面に売り出してきますが、交換留学生は日本の風土に合っているところや志望度の高さをアピールすると通過率が良くなると思います。

日本の就活と違い企業説明会の参加回数やOB訪問の数を求められないところや、企業研究についてそこまで深い理解を求められない点もお得だと思います。私はとある企業の面接を受けた時に他社の志望動機を間違えて伝えてしまう致命的なミスをしてしまったのですが、「このあと勉強してください」と言われて通過させてもらったこともあります笑。
また、日本の就活だと面接官とは面接の場でしか話すことができませんが、キャリアフォーラムではブースでその人と話すこともできます。面接の合間にブースを訪問して面接のフィードバックをもらったり、業界や事業について直接教えてもらうことで企業理解をその場で深めることができ、結果的にそれが内定につながった企業もありました。