就職活動では、自分と向き合い、将来へのビジョンを考えながら数多くの企業へ応募します。
なかなか結果が出ずに就活が長期化するにつれて、不安が増してくる人も多いのではないでしょうか?
今回は、就職活動が不安になる原因をはじめ、対処方法などを詳しく解説していきます。
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目次
就職活動が不安だと感じる理由・原因とは
就職活動では、自分との孤独な戦いを強いられる状況も多くあるでしょう。
そのなかで漠然と生まれた小さな不安が自分の心を満たしていき、就職活動を進めるうえでのモチベーションダウンや自信喪失にもつながる可能性があります。
就職活動において「不安」を感じる理由や原因は人それぞれですが、ここで主な例について考えていきましょう。
就職活動が不安だと感じる理由・原因①:希望企業のインターンシップに落ちた・結果がいまいち
昨今では就職活動において、インターンシップを利用することは非常に重要です。
というのも、内定獲得に大きく影響する可能性があるためです。
たとえばHR総研が就活口コミサイト「就活会議」の会員(2020年新卒学生)に向けてアンケート調査したところ(調査期間:2018年11月20日~11月30日)、文系・理系ともに約4分の1の人が4~6社のインターンシップに参加しているとのことでした。
(参考:HR総研×就活会議:2020年新卒学生の就職意識調査結果報告【2】https://www.hrpro.co.jp/research_detail.php?r_no=221)
インターンシップに参加することで必ず採用に至るとは限らないものの、採用に大きく近づくと考えられていることがよくわかります。
インターンシップ導入企業は、はすべての希望者を受け入れているわけではありません。
エントリーシートや適性検査などである程度の人数に絞り、参加者を選定しているのが現状です。
そのため、希望企業のインターンシップに参加できなければ「採用選考に落ちた」という感覚に陥り、不安になってしまうのです。
就職活動が不安だと感じる理由・原因②:何度も面接に落ちてしまい将来を悲観
就職活動では、第一希望の企業があったとしても、希望業種・職種をしぼり、複数の企業に応募するのが一般的です。
ときには第一希望の企業はもちろんのこと、それ以外に応募した企業が立て続けに選考漏れしてしまうこともあるでしょう。
就職活動をはじめた当初は「まだまだこれから!」と思っていたとしても、何度も落ち続け、その結果もあまり改善していかないようだと自分の能力に不安が生じることも。
「何がいけないのか」「就職先が決まらないのではないか」と、自分の将来が暗礁に乗り上げたような気分になってしまう人も少なくないのです。
就職活動が不安だと感じる理由・原因③:自分に合わない企業だったらと思うと不安
複数の企業からの選考漏れを経験するなか、採用選考がスムーズに進み、最終選考に近づいていく企業も出てくるでしょう。
本来は非常にうれしいことなのに、不安な気持ちのなかで活動していると、自分の決断にも不安な気持ちが渦巻いてきます。
「もしもこの企業が自分にマッチしなかったら」「入社した後にちゃんとやっていけるのか」「実はこの仕事以外にやりたいことがあったのではないか」など、さまざまな感情が芽生えることも。
不安な気持ちが結果的に「自信を持って最終選考に挑めない」「最終的に内定が出ない」といったことにもつながります。
就職活動が不安だと感じる理由・原因④:就活浪人になったら今後不利になりそう
就職活動が不安になるその本心には、なかなか就職先が決まらない・内定がもらえない、自分に合う企業なのかわからない、といったことで、本当に就活浪人になってしまうのではないかという気持ちが隠れているのではないでしょうか。
就活浪人とは、大学を卒業した者の就職先が決まらず、既卒として就職活動をする人を指します。
近年では既卒者・第二新卒者など、さまざまな人に向けて採用の間口が広げられています。
一方で就職活動において「新卒」のほうが売り手市場でもあり、選択肢の幅も広めなのが特徴です。
必ずしも就活浪人になったからといって就職できないわけではないものの、「できれば新卒で就職したい」というのが本音の人も少なくありません。
就活浪人になるとなんとなく将来的にも不利になる気がして、不安になってしまうのでしょう。
就職活動が不安なときにやってしまいがちなこと
就職活動がスムーズにいかず、不安な気持ちが増幅しているとき、ついついやってしまいがちなこととはどういったことでしょう?
ここで3つにまとめてご紹介します。
就職活動が不安なときにやってしまいがちなこと①:とにかくやみくもに就職活動に励む
結果が出ないと、不安になり焦りが生じます。
がむしゃらに何かに追われるようにもがきつづけてしまうのです。
このとき、結果が出ない「理由・原因」については目を向けようとせず、とにかく数多く活動すればいつかうまくいくとばかりに活動することに力を注いでしまいます。
就職活動の不安なときにやってしまいがちなこと②:知名度だけで応募企業を選んでしまう
就職活動で不安になると、まわりのことも気になってきます。
知人が有名な企業から内定をもらったと聞けば、ますます不安な気持ちを払しょくすることもできません。
「自分も早く就職先を決めないと」「同じような有名企業に入社したい」などと焦り、漠然と知名度を優先して応募企業を決めてしまうということもあります。
就職活動の不安なときにやってしまいがちなこと③:面接などで同じ過ちを繰り返す
とにかく漠然と就職活動を進めていると、何がベストな方法なのか気づくことができません。
うまくいかない原因がわからないと、いつまでたっても同じやり方をつづけてしまうことに。
結果として応募してもいつも選考に落ち、負のスパイラルに陥ってしまうでしょう。
特に面接選考では、企業によって質問内容もさまざまです。特に対策もせず、行き当たりばったりで出向けば、おのずと同じ過ちを繰り返すリスクも。
失敗を成功の糧にすることができず、不安だけが増大していくことになります。
面接を成功させるためには以下の記事もあわせてごらんください。
【誰もが知りたい!】グループディスカッションの選考通過率を劇的にアップさせる方法!〜人事が徹底解説〜
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就職活動の不安を払しょくする方法
就職活動の不安が少しでも払しょくするには、どういった方法が考えられるでしょうか?
ここで主に3つの視点で不安解消策について考えていきます。
就職活動の不安を払しょくする方法①:まわりと比較しすぎない
自分と他人を比較してしまうことで、自分の魅力が半減することもあります。
まわりと比較しすぎずに、自分の強み・良さを表現できるよう努めてみましょう。
「隣の芝生は青い」という言葉もあるように、まわりの人が自然とよく見えるものです。
しかし一方では、まわりから見るとあなたの良さが魅力的に映ることも。
不安に押しつぶされていると、自分の魅力がよくわからなくなってしまうので、注意しましょう。
就職活動の不安を払しょくする方法②:これまでの就活方法を見直す
就職活動が長引くことで、不安も増していくことに。
不安を少しでも解消するには、これまでのやり方を見直して成功へのルートを模索することが重要です。
人間は失敗したことには目を向けたくなくなるものですが、今一度リフレクションし、改善できるポイントを確認してみましょう。
就職活動の不安を払しょくする方法③:応募業種・職種など視野を広げる
就職活動で不安を感じるのは、現状の活動が適切かどうかよくわからないことも背景にあります。
現在積極的に応募している業種や職種についてはもちろんのこと、再度就職活動の方向性について再確認してみましょう。
就職活動がうまくいかない背景には、「的をしぼり過ぎている」可能性も少なくありません。
たとえば業種・職種で自分にマッチしそうなものがあれば視野を広げるとともに、活動範囲も広げてみましょう。
例えば、海外経験ができる職種だけに絞ることも有効です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
留学経験を活かせる仕事とは?海外出張・駐在できる職種に就くメリット3選
【就活必勝法】経団連グローバルキャリアミーティングで内定をもらう必勝法
就職活動の不安を感じたときに試してみたいこと
就職活動で不安に感じたなら、一度試してみたいおすすめの方法があります。
ここで3つにまとめて見ていきましょう。
就職活動の不安を感じたときに試してみたいこと①:いったん就活のことを忘れてリフレッシュ
就職活動はもちろんですが、不安を感じる人・感じやすい人の多くは、とてもまじめな性格の人でもあります。
まじめで正直な人ほど、成果があらわれないと、自分の努力が足らないのだと勘違いしてしまいがちです。
もしも就職活動で少しつまづいてしまったなら、いったん就職活動のことは置いておき、楽しいこと・好きなことに時間を費やしてみましょう。
たとえば勉強でもそうですが、常に集中力を高めておくことは不可能です。
頭のなかをリフレッシュさせることで、再度集中力を高め、効率よく頭を回転させることにつながります。
就職活動の不安を感じたときに試してみたいこと②:無理をしない・頑張らない
どんな人でも失敗はつきもの。まじめで完璧主義な人ほど、頑張り屋で自分を追い込んでしまいます。
今、うまくいっていないなと感じたら、無理はせずに頑張りすぎないことです。
失敗は「悪」ではなく、成功への着実なステップアップだと捉え、前向きな気持ちを芽生えさせることが大切です。
就職活動の不安を感じたときに試してみたいこと③:夜更かしせず睡眠をしっかりとる
就職活動で不安になると、睡眠不足など心身のストレスも増大する人が少なくありません。
そうなると、就職活動はおろか通常の生活でもストレスを感じてしまう可能性があります。
心身の健康には、規則正しい生活がとても大切。
焦りを感じることもあるでしょうが、しっかりと睡眠時間を確保し、適切な時間に食事も摂ることも欠かさないようにしましょう。
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就職活動への不安が増大する前に取り組みたいこと
就職活動では、想定していた以上にさまざまな不安やストレスがつきものです。
「こんなはずではなかった」と思うことも1回ではないでしょう。
不安を感じ、増大していく前に、ぜひ取り組みたいことを3つご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
就職活動への不安が増大する前に取り組みたいこと①:身近な人へ相談する
就職活動では、自己分析をはじめ自分との対話が増え、相対するのは企業の担当者になります。
就職活動はおのずと個人での活動、孤独な状況が増えていくことでしょう。
そこで内定がでずに就職活動が長引けば、不安になりやすい環境を助長することにもなります。
人によっては勇気のいることかもしれませんが、知人・友人など身近な人に相談し、話し相手になってもらいましょう。
家族には言いづらいことも、友人なら話せることもあるかもしれません。
同じ就活生でなかなか言いにくい場合には、アルバイト仲間や年齢の異なる社会人・先輩などにアドバイスをもらうのも有効です。
OB・OG訪問をするならビズリーチ・キャンパスがおすすめです。銀行や商社、外資系企業など人気企業のOB・OGと会うことができます。
就職活動への不安が増大する前に取り組みたいこと②:キャリアセンターなどで第三者からの意見を聞く
身近な人で相談できそうになければ、大学内のキャリアセンターなど、就職活動に関して第三者からの意見を聞ける環境に手助けを求めましょう。
キャリア支援を行っているところでは、就活のやり方をはじめ、書類・面談など選考に伴う各種サポートを受けることもできます。
近年ではキャリアカウンセラーなどの資格整備も整えられはじめ、キャリアに関する相談窓口も増えつつあります。
自分の強み・魅力を再確認するうえでも、第三者の意見にぜひ耳を傾けてみましょう。
カウンセラーと一緒に最適な企業を見つけたい場合はキャリアチケット(申込後電話確認あり)がオススメです!専任のカウンセラーが一緒に自己分析や企業選びを手伝ってくれます。
就職活動への不安が増大する前に取り組みたいこと③:エージェントなどで就活への考え方・取り組み方を再認識する
「エージェント」というと、転職者向けと認識している人も多いのではないでしょうか?
現在では、新卒・既卒・第二新卒など、さまざまな人に特化したエージェントサービスが展開されています。
エージェントでは、大学求人や一般的な就職サイトにはない求人案件を持っているケースもあります。
未経験・新卒でも応募可能な案件もあるので、活用してみるといいでしょう。
また、就職活動そのものに対する取り組み方や考え方についても、新しい視点で再認識できることもあります。
就職活動に対する不安を解消してポジティブに活動を継続
就職活動では、「働くことはどういうことか」「自分は何ができるのか・したいのか」を本気で考える必要に迫られます。
自分自身の将来を明るくポジティブなものにするためにも積極的に就職活動に挑めるようにしていきたいですね。
就職活動への不安を感じる場合は先輩の就活生も使った就活サービスを利用してぜひ相談してください。
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