みなさんこんにちは!Globy運営事務局です。
なかなか情報の少ないシンガポールキャリアフォーラム。
日本人の参加者はどれくらいいるのかや、当日の流れなど、気になることがたくさんありますよね。
そこで今回は、シンガポールキャリアフォーラムに参加した先輩から体験談を伺いました。
今年はもちろん、今後シンガポールキャリアフォーラムへの参加を検討している人はぜひ読んでみてください!
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目次
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)とは?
シンガポールキャリアフォーラムは、毎年9月に土日の2日間で開催される大規模就活イベントです。
アジアパシフィックエリアの大学に在学経験があり、日本での就職を希望する人が対象で、以下のいずれかに当てはまれば参加できます。
- 理系専攻で英語を話せる
- 日本語学科に在籍、または日本語を勉強している
- 日本の大学に留学経験がある
- 留学中・留学後の日本出身者
参加企業は30〜40社程度、参加者は肌感で3,000人程度で、ボストンやロンドンなどで行われるキャリアフォーラムと比べると比較的小規模なイベントです。また、参加者は現地のシンガポール人が多く、日本人留学生は全体の4割程度の印象でした。日本人留学生のなかには、タイなど他の東南アジア諸国からの参加者もいます。
参加企業は、有名どころが一通りというよりは、数社の日系有名企業とベンチャー系企業が多いです。小規模なこともあり、他の都市の就活イベントより緊張せず気楽に参加できる雰囲気でした。現地人の参加者が多いとはいえ、日本人留学生というだけで色々と話を聞いてもらえるので、経験を積む意味でも行ってみる価値があると思います。
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)の参加企業一覧
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)2020参加企業
クボタ 機械メーカー |
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GA technologies インターネットサービス |
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ソニー エレクトロニクス エンタテインメント 金融事業 |
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東海理化 自動車 |
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ハウス食品 食品製造・加工及び販売、その他 |
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マクニカ 商社(エレクトロニクス・情報通信) |
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シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)で内定はとれるか?
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)の内定までの流れは?
シンガポールキャリアフォーラムの場合、開催時期が夏〜秋にかけてということもあり、直接採用よりも翌年夏のインターンへの誘導目的の企業が多く、その場で内定まで至るケースはややレアです。
どちらかというと、ボストンなど春の他都市キャリアフォーラムに向けての前哨戦といったイメージですね。ただし、一部ベンチャー系企業はその場で内定を出しているケースもありました。
私は日系企業1社のみ受けたのですが、参加者はとりあえずたくさんエントリーしている人もいれば、興味のある1〜2社のみに絞ってエントリーしている人もいました。
割合としては、たくさんエントリーしている参加者が2割、1〜2社に絞っている参加者が5割、ウォークイン(当日の飛び込み応募)狙いが3割程度です。
私のケースだと、まずキャリアフォーラムの参加にあたって共通エントリーシートを提出し、その後希望企業の個別エントリシートを作成して事前に応募しました。
エントリーシートが通ると、アプリ宛にキャリアフォーラム1日目の面接の連絡が来ます。事前にweb面談やワークなどはありませんでした。
1日目の面接が通ると、その日のディナーに招待されます。その後人事の方と連絡をとって二次面接の予定を決める流れです。二次面接は一時帰国中の対面もしくはオンラインで実施されました。
面接を突破するためには以下の記事もぜひ読んでみてください!
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)の内定率は?
先に触れた通り、シンガポールキャリアフォーラムの場合は内定まで至るケースはレアで、基本的には翌年夏のインターンへの誘導か、後々の国内選考への合流になります。
私が受けた1社の場合だと、事前エントリーで6割程度に絞られ、さらにそこから当日のディナーに招待されたのは全体の4割程度、人数にして7人くらいでした。
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)で必要な英語力は?
私の場合、選考の過程で英語を求められたことは一度もありませんでした。企業ブースでの説明会も日本語で行われていました。
ただし、面接の際は「留学しているから英語は当然話せますよね」という前提で話が進んだため、留学できてコミュニケーションが普通にとれる程度の英語力は求められていると思います。
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)で有利な条件は?
日本人よりシンガポール人の参加者が多いですが、だからといってシンガポール人の方が有利という印象はありませんでした。日本人でも「留学生はぜひ来てください」というスタンスの企業が多かったです。
また、「シンガポール人だけ」「日本人だけ」といった条件を持つ企業は、募集要項にあらかじめその旨を記載しているので、応募の際にしっかり確認すれば大丈夫です。正規学生は喜んで取られる印象で、交換留学生は企業によっては募集要項に「国内選考のほうに参加してください」と記載している場合もあります。
大学によって選考に差が出ることも特にありませんでした。シンガポールの大学はどこも優秀という認識が通っていることもありますが、タイなど他の国の大学に留学している人でも選考に通っていたので、大学でスタートラインが異なるということはなかったと思います。
その他、留学経験者が参加可能なイベント一覧はこちら!
【内定者が語る!】ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)で確実に内定をもらう準備・攻略方法
【内定はもらえるの!?】留学経験者が東京ウィンターキャリアフォーラムを振り返ってみた
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)にはどんな準備をすればいいか
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)の準備:事前応募とウォークイン
シンガポールキャリアフォーラムの事前応募
シンガポールキャリアフォーラムに限らず、こうした就活イベントでは2種類の応募方法があります。1つ目は、イベント開始前にあらかじめエントリーシートを提出(企業によってはWebテストを受験)する事前応募です。
シンガポールキャリアフォーラムではまずフォーラム全体の共通エントリーシートを提出し、その後応募する企業ごとのエントリーシートを提出します。
シンガポールキャリアフォーラムは大体1ヶ月前くらいに参加企業が出揃うため、私の場合はそのあたりから興味のある企業を見てエントリーシート作成を始めました。
共通のエントリーシートは日本語と英語それぞれありますが、後で編集できるのでとりあえず先に全部埋めてしまうのがおすすめです。
企業によっては早く受付終了してしまうところもあるので確認が大切ですが、基本的には1〜2ヶ月前から少しずつエントリーシートを書き進めれば問題ないと思います。
シンガポールキャリアフォーラムのウォークイン
2つ目の方法は、イベント当日に持参した履歴書を提出して面接を受けるウォークインです。キャリアフォーラム会場では各企業ブースで説明会が行われており、参加者はその説明を聞いたうえでウォークインでエントリーすることができます。
企業側は参加者の提出した履歴書を読んで選考を行い、選考結果はホワイトボードでの掲示、メールでの連絡、電話連絡などによって行われます。
シンガポールキャリアフォーラムでは、ウォークインを受け付けていた企業は全体の6割程度でした。
ただ、ウォークインを受け付けてはいるものの、履歴書を出してもそのまま音沙汰なしという企業も多かったようで、そういう企業を省くと実質4割程度が正式に実施していた印象です。できるだけ確実に選考に参加したい場合は、事前応募の方が可能性が高いかもしれません。
ウォークインについてはこちらの記事も参考にどうぞ!
ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ )のウォークインの内定率は?
エントリーシートの書き方についてはこちらの記事も参考にどうぞ!
【留学経験者必見】留学経験どうアピールする?留学経験をESに活かす方法10選
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)の準備:服装について
当日の服装は日本での就活と同じ服装で問題ありません。また、暑い気候のためジャケットなしで大丈夫でした。私は当日はジャケットを持っていかず、シャツとパンツスーツで臨みました。
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)の準備:持ち物について
会場に十分な量のプリンターと、写真を貼るための糊も用意されているので、レジュメは印刷しなくてもUSBにデータを入れて、USBと証明写真だけ持っていけば大丈夫です。
また、会場にはWIFIも飛んでおり、パソコンを持っていけば現場で編集することもできます。チャージステーションはないので、長丁場を予定している人はモバイル充電器も持っていくといいかもしれません。
ただ、シンガポールキャリアフォーラムの場合はあまり長居せずパッと見てパッと帰る参加者が多いです。
シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum)の準備:ホテルについて
会場が空港のすぐ近くなので、国外からフォーラムに来る人は空港近くにホテルを取っている場合が多かったです。
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シンガポールキャリアフォーラム(Singapore Career Forum):まとめ
シンガポールキャリアフォーラムに参加した先輩の体験談をお届けしました。
改めてシンガポールキャリアフォーラムの特徴をまとめると、このようになります。
- 比較小規模でカジュアルな雰囲気
- シンガポール人の参加者が多く日本人参加者は4割程度
- インターン誘導や国内選考への合流が多くその場で内定が出ることは少ない
- 留学できるレベルの英語力があればOK
- 現地人かどうかや大学の違いでスタートに差が出る可能性は低い
「ここで確実に内定を得たい」というよりは、経験を積む意味である程度気楽に参加するのにぴったりな就活イベントと言えそうです。もちろん、最終的に内定を得られる可能性も十分にあります。
以上を参考に、みなさんがシンガポールキャリアフォーラムで有意義な時間を過ごせるよう祈っています!
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