こんにちは。私はシドニーキャリアフォーラムで内定をもらったシドニー大学への留学経験者です。
留学生向けの就活イベントといえばボストンキャリアフォーラムが有名ですが、実はシドニーでも小規模ながらキャリアフォーラムが行われています。この記事では、実際にこちらに参加して内定を頂いた筆者がシドニーキャリアフォーラムの様子についてお伝えしていきます。
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目次
シドニーキャリアフォーラム(Sydney Career Forum)とは?
シドニーキャリアフォーラムはかの有名なボストンキャリアフォーラムの小規模版で、日本企業が留学生や海外大学生向けに行う合同説明会です。参加企業は10社程度とボストンキャリアフォーラムに比べるとかなり少ないですが、うまくいけば内定が三日でもらえるという点は同じです。オーストラリアに留学している人は行く価値があるでしょう。
私は三年生の夏からシドニーに交換留学をしていて、当時は現地の授業についていくことで精一杯だったため就活のことは全く考えていませんでした。「就活は日本に帰ってからやればなんとかなるでしょ」と思っていました。
そんな中、大学の友人からシドニーキャリアフォーラムの話を聞き、近場での開催だったので一応参加登録をすることにしました。自分の留学先のシドニー大学で開催してくれるのは非常にありがたかったです。(住んでいた寮から徒歩10分くらいの場所でした!)
その他、留学経験者が参加可能なイベントについての記事はこちら!
【内定者が語る!】ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)で確実に内定をもらう準備・攻略方法
【内定はもらえるの!?】留学経験者が東京ウィンターキャリアフォーラムを振り返ってみた
また、キャリアフォーラムに参加できない留学経験者は夏採用も狙ってみましょう!
【留学帰国直前・直後の留学生向け】実は選択肢が多い夏採用を狙ってみよう!
シドニーキャリアフォーラム(Sydney Career Forum)の出展企業
アップル Consumer Electronics |
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アマゾンジャパン
イーコマース ならびに クラウドサービスプラットフォームの提供 |
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JAMS.TV
情報サービス |
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DHLサプライチェーン
倉庫業 |
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日本アイ・ビー・エム
IT、コンサルティング |
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PwC JAPAN
【コンサルタント|調査・研究・シンクタンク】 |
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シドニーキャリアフォーラム(Sydney Career Forum)前の準備はほぼゼロ
私は就活に対するモチベーションがほぼない状態だったので、ウェブサイトに載っている参加企業などもあまりよく見ていませんでした。ウェブサイトにレジュメをアップロードするのでさえ「面倒臭い・・・」と思いながらやっていました。そもそも、キャリアフォーラムのシステムについてよくわかっていなかったので、その場で選考会があることなどをよく知らない状態で当日足を運びました。
シドニーキャリアフォーラム(Sydney Career Forum)1日目
スーツを友達に借りて、1日目の開始時間より大幅に遅れて会場に向かうと、そこにはたくさんの学生が集まっていました。(シドニーでスーツを着ている人なんて滅多にいないので、道すがら色々な人に変な目で見られたのが思い出深いです)50人を超える学生が皆スーツで会場に集まっている様子は、オーストラリアののんびりとした雰囲気に慣れきっていた自分にとってすごく異様でした・・・
留学生が多いかと思いきや、予想以上に正規の海外大生が多くて驚きました。中には流暢な日本語を話せるアジア系オーストラリア人学生もいたりして、感心するばかり。
会場にたどり着いたはいいものの、その雰囲気に圧倒された私はとりあえず知り合いを探して気持ちを落ち着かせました。そして、そこで衝撃の事実を知りました。どうやら皆レジュメを前もって印刷してきているらしい・・・
「え、レジュメなんて用意してない・・・」とショックを受ける私。
でも、大丈夫!そんな準備不足の人間にも優しく、会場にはパソコンとコピー機がバッチリ用意してありました!
まごつきながら何とか自分のアカウントにログインして、前もってウェブサイトに入力させられたレジュメを数枚コピーします。これで、ようやくスタートラインに乗ることができました。1日目の午後にはウォークインのレジュメ受付を締め切ってしまう会社が多かったので、私はギリギリのところで提出しました。
とりあえず、外資の有名IT系企業とコンサルティングファームにレジュメを出し、一安心です。外資の有名IT企業は、はじめ20卒でレジュメを提出したところ受け付けてもらえなかったため、その場で19卒に書き換えて再提出しました。
即戦力を求めている企業が多いのか、翌年から働ける人しか受け付けてくれない場合も多いようです。
いくつかの企業説明会を回り、会場の雰囲気にも慣れてきたころ面接のお知らせが来ました。企業について正直よく知らずありのままで臨んだところ、意外とすんなりコンサルティングファームの一次面接に通りました。続いて二次面接のグループディスカッション。これは、事前に友達がお題を教えてくれていたので軽く対策ができ非常に助かりました!友達と情報共有をするのは重要かもしれません。
シドニーキャリアフォーラム(Sydney Career Forum)2日目
IT企業の方もなんだかんだでうまくいき、二日目も両方の企業の面接に進みました。自然体で臨んだのが良かったのかもしれません。(ただ何も考えていなかっただけですが・・・)説明会で隣にいた学生や、休憩スペースでおしゃべりをした学生と友達になり、キャリアフォーラムであることを忘れて普通に楽しんでしまいました。ボスキャリほど戦々恐々としていないのがシドニーキャリアフォーラムのいいところでしょうか。
二日目はIT企業とコンサルティングファームの選考が交互にあり、合間は休憩スペースで他の学生と息抜きに話をするという感じで進んでいきました。さすがに企業の情報についても少しは調べておこうとスマホで検索したりもしていました。誰が落ちた、受かった、という情報がその場でわかるので、ドキドキの環境です。
私は運よく両方とも最終手前までいくことができ、IT企業からはその日の夜開催されるディナーのお誘いをいただきました。コンサルティングファームの方は最終面接を日本に戻ってからやる、ということを告げられキャリアフォーラムでの選考は終了しました。(もう少しコンサルティングの志望動機を明確にしたほうがいいかも、というありがたいアドバイスをいただきました)
IT企業のディナーでは、久々におしゃれなレストランに連れていっていただけたのですごく楽しかったです。学生は15人くらい参加していて、正規の海外大生が多い印象を受けました。メルボルンやパース、ケアンズなどオーストラリア中から学生が集まっていて、「皆キャリアフォーラムのためにわざわざ来たのか」と驚きました。社員の方ともカジュアルに交流して、正直あまり選考という感じではありませんでした。完全にリラックスして楽しめたのは良かったですが、後日企業から不採用の通知が来ました。(笑)
シドニーキャリアフォーラム(Sydney Career Forum)後日談:内定
コンサルティングファームの方は、約一年後に日本に戻ってからウェブテストを解き最終選考を受けた結果、無事内定をいただくことができました!
全く準備せず緩みっぱなしで臨んだキャリアフォーラムでしたが、なんだかんだで内定をいただくことができたので行って良かったなと思います。七月くらいの段階で内定をもらえると、後々の就活で心に余裕を持てるので非常にありがたかったです。
持ち物に関して、私は準備不足で臨んでしまいましたが、ウォークインがあるのでレジュメは印刷して持っていくべきだったと思います。また、グループディスカッションなどで必要になる局面があったので時計は必須です。(私はその場で友達に貸してもらいました)あとは、面接が続くこともあるので合間に食べられる軽食などもあるといいでしょう。
こちらの記事の筆者の選考体験記はこちら!
PwCコンサルティング合同会社|20年卒の留学生就活選考体験談|日本人海外経験者
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シドニーキャリアフォーラム(Sydney Career Forum)で内定をもらう方法:まとめ
今回は、私が実際に足を運んだシドニーキャリアフォーラムの様子についてお伝えしました。ボストンキャリアフォーラムと比べると企業数は少ないですが、早い段階で内定をもらうことも可能なので、オーストラリアへの留学生はぜひ積極的に足を運んでみることをおすすめします。
キャリアフォーラムでうまく行かなかった場合は先輩の就活生も使った就活サービスを利用してぜひ内定を獲得してください。
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